不妊治療の最後はAIH。期待してなかった内膜の厚みが過去最高だった。

40代で二人目不妊治療を受けており、その過程をブログに記録しています。

前回の記事で、最初で最後の体外受精は、陽性判定→流産という結果になり、年内で不妊治療を終えると決めたことを綴りました。

年内の診療日の間に、排卵がどうにかギリギリ間に合うか?という感じでしたが、今年最後の診察日だった昨日、無事にAIH(人工授精)を終えることができました。

今回の治療の経過と記録として綴りたいと思います。

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主治医に勧められた卵管造影検査

ところで、今回は二人目の不妊治療なのですが、私の主治医には最初の子の時からお世話になっています。

治療を再開させてから先生にお会いすると、以前よりも丸くなったような感じを受けました。

受付時に毎回、メモサイズの問診票が渡されるのですが、これは以前にはないシステムでした。そして”疑問や質問等あれば、記入してください”という項目があるので、以前はなかなか診察中に質問し辛かったのが、このおかげで聞くことができるようになったのは、とてもありがたいことでした。

その先生が、診療時間中に階段で足を踏み外し、大怪我でしばらく入院していた為、もしかしたら先生にお会いできないまま、この妊活を終えることになるのかなぁ・・・と気になっていましたが、最後の周期で復帰してくださいました。涙

D5での診察

しかし、まだリハビリ中とのことで、週一の診察です。

運よく先生の診察日に予約するタイミングだったので、お会いすることができました。

久しぶりの診察で、先生が口にされたのが、

主治医

今回のAIHで、通算14回目なんだね・・・。

これね・・・。

と先生が何か考えながら仰ったあと、私は、

カイカ
夫と話し合って、今回で最後の治療にしようということになりました。

と伝え、先生は「え?そうなの?」というような、ちょっと驚いた表情をされましたが、

主治医

そっかー。今回が最後なんだね・・・。

それでね、もう14回目というのもあるし、提案なんだけど、卵管造影するのはどうかな?

というお話が続きました。

実は4回目のAIHを終えたあと、もし妊娠していなかったら卵管造影をしましょう、という段取りで予約をいれていたのですが、その時に妊娠反応があったので、取り止めになった経緯がありました。

その後、化学流産となり、またAIHでの治療に戻ったのですが、私から「以前キャンセルになった卵管造影をしなくてもいいのですか?」と質問していました。何故かその時は必要ないと判断されていたのですが、今回の提案の時、正直、

カイカ
(心の声)何で私が聞いた時に卵管造影してくれなかったのかなぁ・・・。

とは思いました。(^^;)

でも、まぁその後、体外受精で陽性反応があったので、もう卵管造影はしなくてもいいかな、という気持ちになっていたのもあり、再び卵管造影検査をすることになるとは考えていませんでした。

体外受精は1回だけと決めていたので、その後の治療はAIHに戻り、それでも授からないというなら結果を受け入れよう、と夫婦で話し合って今日に至ります。

先生からの卵管造影の提案に、

カイカ

これはやはり卵管の詰まりがあるかを念のために確認する意味ですか?

それとも・・・。

と質問すると、

主治医

うん、妊娠の可能性を高める意味での卵管造影だね。

提案だから、カイカさんがどうしたいかでいいよ。

と仰いました。

なぜ卵管造影で妊娠率が高まるか、という詳細は聞けなかったけれど、私は少しでも妊娠の可能性が高まるのであれば、ぜひやりたいです、と先生に告げて、その翌日に卵管造影の予約を取ってもらいました。

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D6での卵管造影検査

私の主治医はリハビリ中の為、週一の診察なので、検査は他の先生にお願いすることになりました。

5年ぶりの卵管造影検査・・・。

はて、どんな感じだったかな?

異常なしという結果は覚えているけど、痛かったっけ?

むぅ、ちまたではかなり痛いと言われているので、とりあえず、めっちゃ痛いということで覚悟しよう。という感じで、あまり考えないようにしてました。

痛みの程度は人それぞれですが、2回痛みがありました。

まず最初に子宮に入れる管の先を風船のように膨らます処置(管が子宮の奥に行きすぎないように膨らませる)の時、そして造影剤を入れる時に生理痛のすごく重いような強い鈍痛を感じました。

もちろん痛かったのですが、私の場合は我慢できない程ではなく、「いてててて・・・。」と、小声で言う程度ですみました。

撮影後の画像

この画像を見ながら、先生が説明してくださいました。

x-ray rankan

先に書いたように、管が子宮の奥に行き過ぎるのを防ぐために先端を膨らませる、という説明を受けていたのですが、何故か結構奥まで入ってしまい(上画像の中央あたりにある細い管の先の膨らんだ部分)、最初に造影剤を注入した時は、左の卵管しか通らなかったようで、それに気づいた先生が管を子宮入口に引き戻し(この時がまた痛かったー!)、再度、造影剤を入れ直して両卵管がちゃんと通っていることが確認されました。

あの管の先を膨らませる処置が一番痛かったのに、なんで奥にいっちゃったかなー、トホホ。( ;∀;)

卵管造影検査終了直後に出血

多少の出血はあると説明もあり、まぁそんなものだろう、と思っていましたが、着替えの時に既に生理並みに出血量がありました。

私の場合、撮影した日を含めて4日間ほど出血がありました。2日目までは生理用ナプキンが必要な量で、3~4日目はおりものシートで大丈夫でした。

この日は、検査のみだったので、次回の診察で卵胞チェックをしたあとにAIHの日程を決めることになりました。

D12での診察

再び主治医の診察です。

卵胞は、左に23.9mm、内膜の厚みは6.8mmです。

私はクロミッドを服用すると、結構卵胞が大きくなることが多く、だいたい30mm前後で排卵しています。

先生はしばらく悩んでいましたが、2日後のD14でAIHすることになりました。

その日は本当にギリギリの年内最後の診察日です。

排卵のタイミングがもう少し遅ければ、病院は年末年始のお休みに入るので、AIHをすることはできませんでした。

今年いっぱいで不妊治療を終えることを決めていたので、最後の最後に排卵のタイミングが合いそうな感じで、自分の体に感謝の気持ちです。

主治医の先生にご挨拶・・・。

もし今回で妊娠反応があれば、また通院することになりますが、そうでないなら、主治医の先生とは、この日が最後の診察日になります。

第一子の時に授かった時に担当してくださったこと。その感謝の気持ちが強くなったのは、二人目の治療がなかなか結果を出せず、やはり命を授かるのは奇跡だということを痛感したのが大きいです。

出産後、子育てに精一杯で、無事に生まれた報告もできずじまいだったのもあり、これが最後の日かもしれないと思うと、先生に感謝の気持ちを伝えずにはいられませんでした。

カイカ

2日後のAIHは、他の先生が担当されるのですよね?

主治医

あー、そうだねぇ・・・。

ごめんね。

カイカ

では・・・もし今回妊娠反応なかったなら、私は今日が最後なので・・・。

先生、どうもありがとうございました。

一瞬とまどった先生でしたが、私は手を差し出して、握手してもらいました。

主治医

(小さめな声で)まぁ、でもまだわからないから・・・。〇△◇□・・・。

と、最後は何を言っているか聞き取れませんでしたが(笑)、私もちょっと恥ずかしかったので、そそーっと診察室を後にしました。

その後、診察室でのやり取りを側で聞いていた看護師さんからも声をかけてもらい、

看護師さん
カイカさん、今回が最後かもしれないって・・・。

もう結構長く通っているから、何だか寂しいなぁ。

いつも笑顔で来てくれてね・・・。

主治医の先生に最後にAIHやってもらいたかったよね。

でも来月から、先生完全復帰するから、またおいで~!

と、笑顔と少し涙目で言ってくれました。

いつも心に寄り添ってくれた看護師さんなので、私もつい涙腺が緩んで、じわっと目から熱いものが出ちゃいました。

看護師さんとは、また2日後に会えるのに、今から涙モードっていうのも気恥ずかしいので、急いで涙を引っ込めました。笑

D12での診察。最後のAIH。内膜の厚みは?

年内最後の診察日なので、どうあがいてもこの日にしかAIHできないのですが、前日の夜に念のために排卵検査薬でチェックしていました。

・・・陰性である。うーむ。

当日の朝もチェックしようかと思ったけど、どうせ病院で検査するだろうし、AIHすることは決まっているので、排卵検査薬は使いませんでした。

実はこの日は、

入院中の母の退院 → 私受診(AIH) → 母のかかりつけ医受診

と、かなりタイトなスケジュールになっていて、17時までに病院を出たいと受付の方に伝えていたのですが、15時過ぎに病院に着いていたからか時間的に余裕と考えていたようで、看護師さんに伝えてくれていないようでした。(いつもは理由があれば、ある程度融通をきかせてくれるのですが。涙)

時計を見ながら、次第に焦りで表情に余裕がなくなっていくのが自分でわかるくらい、全然呼ばれないことにハラハラしていました。

受付の方に声をかけると、

「あー・・・、そうでしたね。すみません、もう少しお待ちください。」

と、その時に看護師さんに伝えていたようでした。汗

そして、ようやっと呼ばれ、診察室に入ると、

・・・誰?

と、心で呟いた私。

おそらくピンチヒッターの先生なのか、初めてお会いする先生でした。

カイカ

(心の声)最後の最後に、初対面の先生が処置するんかーーい。(-_-;)

と、なんだかちょっと残念な気持ちになりはしましたが、そうは言ってられないサ!

先生
えーっと、はじめましてですね。

AIH・・・もう長いようですが、このあと何かお考えですか?

と、聞かれ正直、

カイカ

(心の声)今日が最後の治療の日なのに、初対面の先生にどの程度説明すればいいんだ??

と心がザワザワしましたが、もう潔く、

カイカ

今回が最後です。

と、伝えたら、

先生
えーっ!最後の日が私ですか・・・

責任重大ですね・・・。(^^;)

と、先生も何だか複雑な表情で苦笑いでした。

子宮内膜が初の二桁台に!

でも、初めてというのが幸いして、いつも主治医の代わりにAIHの処置をしてくださっていた院長先生は、AIH当日は内膜の厚みを測らない主義で聞きにくかったので、内診では「子宮の厚みも教えてください」と、お願いできました。

その結果が驚くもので、卵胞が左に27mm、内膜の厚みが10mmというものでした!

主治医の先生によると、内膜は個人差があり、私の場合はそんなに厚くならないタイプかもしれない、との説明でした。

実際、息子を妊娠した時もAIHの時に8mm台だったようだし、体外受精でしっかりホルモン補充をした際が今までの最高で、9.6mmだったのです。

子宮内膜が初の二桁台!

これだけでも、最後のAIHは後悔なく終われます。

だけど、そのあとに母のお薬をもらう為に、また移動しないといけない・・・。既に予定の時間を超えていたこともあり、お世話になった看護師さん達にちゃんと声をかけることができまま病院を後にしたのは、残念でした。

不妊治療最後のまとめ

正直、今回、内膜が過去最高の厚みになるとは想像していませんでした。

今まで、子宮内膜が薄いと気にはなっていたので、それなりに食事や運動、サプリメント等で努力してきました。

しかし、今回は妊活を終える為の、気持ちの整理の意味も込めてのAIHだったので、気負わず、気をつけすぎずに過ごしていました。

強いて言えば、いつもより多めに取った食品はありましたが、記事が長くなったので、別記事にしました。

さぁ・・・結果はどうなるかなー。

できれば妊娠反応が出て、また主治医の先生に心拍確認まで見届けてもらえたらいいなぁ。

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