二人目不妊治療の為、40代で初めての体外受精。その過程をブログに記録しています。
採卵後、最初に予定していた自然周期での融解胚移植は、黄体未破裂で排卵が確認できなかった為に、見送りとなりました。
その様子を綴った前回の記事はこちら。
その為、ホルモン補充でコントロールし、確実に胚移植をしましょう、と先生から治療方針の変更を告げられました。
ホルモン補充周期とは、排卵させず、卵胞ホルモン剤で子宮内膜を作って凍結胚移植→卵胞ホルモン剤+黄体ホルモン剤で補助をする方法。
融解胚移植には自然周期とホルモン補充周期の二つあると詳しく知ることになったのは、黄体未破裂で次の移植周期を待つことになった期間でのことでした。
両者の違いのまとめと、胚移植当日の様子を書いていきます。
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目次
ホルモン補充周期の流れ
自然周期の胚移植が見送り決定になった日、次回の診察は生理5日目までに受診してください、とのことでした。
今回は生理から4日目に予約を入れました。
D4の診察
前回、排卵しなかったので、ホルモン剤で子宮を整えましょう、と処方されたのがエストラーナテープです。
これをD4の18時以降に3枚ずつ貼ってください、と指示がでました。
生理が始まった日を1と数え、D1とする。D4は、生理が始まって4日目ということ。
テープを貼る場所は下腹部で、私はおへその下、もしくは横に貼っていました。結構痒みが出やすいので、貼り替えの時は、なるべく前回貼ったところと被らないように気をつけます。
このテープは48時間ごとに貼り替えます。
D11に採血とエコーをしましょう、とのことで診察を終えました。
[処方]
エストラーナテープ 0.72mg 44枚
5,740円(自費負担)
D11の診察
受診前に採血をし、内診室ではいつものようにエコーです。
診察室での内容は以下のとおりです。
- 卵胞の測定なし
- 内膜の厚み 6.6mm(だいたい排卵直前で8mm台がMAXなので、私としては良い方。)
- これまで3枚だったエストラーナテープを、次回の貼り替え時から4枚に増やしてください、との指示
エストラーナテープの枚数が増えたのは、おそらく血液検査の数値的に調整が入ったと思われます。
この時は、あまり採血の意味をわかっていなかったので、血液検査の結果内容を聞くことはしませんでした。(残念)
次回の診察は、D15です。
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D15の診察
内診では、内膜が9.6mmと今までの治療の中で一番厚い数値になっていました。
しかし、ポンポンと進んでいく治療の中で、何が知りたいのか?何を先生に質問したいのか?を聞きそびれていたので、この日の診察時に胚移植の自然周期とホルモン補充周期の違いを教えてもらおうと、受付時の問診票に書いておきました。
質問を書いておけば、先生は答えてくれはしますが、やっぱり、さら~っと説明されるので、メモしながらあとでネットでも調べました。
自然周期法での胚移植自然周期法での胚移植というのは、自然に排卵するのに合わせて凍結胚を移植する方法です。 私の場合は、受精卵を培養してから3日目に凍結したので、自然に排卵したのを確認してから3日目に移植するのが適切なタイミングです。 メリットとしては、ホルモン剤を使用しないので、妊娠後も膣錠(ルティナス膣錠)等のホルモン補充をすることなく、薬代もその分かからないので、経済的にも精神的(薬を忘れないように気を遣うので)にも助かります。 デメリットは、排卵を確認する為に通院回数が多いこと、そして私のように黄体未破裂(LUF)等の理由で移植がキャンセルになることもあるということです。 |
ホルモン補充周期での胚移植ホルモン補充周期では、実際には排卵させません。お薬によって、架空の排卵を作り出すものです。 そして日程の調節ができるというメリットがあります。 デメリットとしては、着床確認後もお薬を続ける必要があります。だいたい妊娠9週目くらいまでというのが、ネットで見る情報では多かったです。そして自費でのお薬代はかなり高額で、正直、処方されるたびに憂鬱でした(^^;) 私の場合は、D4からエストラーナテープを貼るように指示がでましたが、それでエストロゲン(卵胞ホルモン)を補充しています。それにより、自分の体からエストロゲンが出てこないので、卵胞は育たずに、排卵することもありません。このホルモンによって、内膜を厚くしていきます。 そして血液検査により、排卵時期の数値になったのを確認すれば、今度はプロゲステロン(黄体ホルモン)を補充し、偽の排卵日を設定します。 なので、私はこの診察日に膣錠を使用するように指示があったので、D15を排卵日とみなし、その3日後のD18に移植が決定しました。 |
移植日D18(ET0)の流れ
融解胚移植が決まった方へ、と書かれた用紙に胚移植日の日時が記されていました。
その中に、ET日と書かれています。
ET(Embryo Transfer)とは、胚移植:受精卵を子宮へ戻すこと
と説明がありました。
そして移植した日をE0と数えるようです。
採卵の時は静脈麻酔だったので絶食でしたが、ETはAIH(人口受精)の日と、ほとんど変わりなく、食事も普通にとれます。
AIHと違うのは、胚移植は採卵を行った部屋(オペ室)で行われました。
部屋に入ると、培養士さんが自己紹介と、これから移植を行います、との説明がありました。
エコーの様子がモニターに映し出されます。
子宮にカテーテルを挿入したあと、先生と培養士さんの二人でチューブの位置を確認・調整し、胚移植を行います。
いよいよ、受精卵を子宮にお迎え
と先生から声をかけられました。
他の方のブログで、受精卵が子宮の中に入っていく様子をエコーで見られるとの情報を見ていたので、ガン見です。
でも先生は集中している気迫がすごく、どれが受精卵ですか?と聞けるような雰囲気ではなかった・・・。
何か液体が流れていくのは確認できたので、
「ああ、この中に愛しの卵ちゃんが2個あるんだな、、、。」
と思いながら見ていました。
無事、移植完了です。
ET(胚移植)後の注意
その後の診察で、注意事項が書かれている用紙をもらいました。
☆ET後は少量の出血があります。
☆日常生活は普通にされて構いません。特に安静にしたからといって妊娠率には影響しません。
☆腹痛、発熱、腹部膨満感などの症状がある方は来院して下さい。
他の診察内容は以下のとおりです。
- 引き続き、ルティナス膣錠は、1日3回
- 今日からテープは3枚
- D29(ET11)に判定結果
ホルモン補充周期は、妊娠後も9週頃まではホルモン剤を使用するので、足りなくならないように、残量を聞かれます。このお薬もすべて自己負担なので、結構金額がかかります。その為、足りなくならないように、でも余分にはならないようにしっかり残量を確認し、次回の診察日まできっちり合った個数を出されます。
今回は、
エストラーナ残 20枚
ルティナス膣錠残 16個
だったので、次回診察までに足りない分だけ、ルティナス膣錠が処方されました。
判定日まであと11日・・・。お薬忘れないように、毎日スマホのリマインダーにお世話になるなー。
[処方]
ルティナス膣錠 100mg 21錠
8,540円(自費負担)
まとめ
ホルモン補充周期は、とにかくお薬を忘れないようにしなきゃ!と緊張の連続ではありますが、内膜が9.6mmと、私としては十分の厚みを得られました。
グレードも良い初期胚だったので、無事に移植を終えた今、あとは信じて待つのみです。