二人目不妊治療の為、40代で最初で最後の体外受精。その過程をブログに記録しています。
4w0dでの妊娠判定日にまさかの出血!やっぱりダメだったか・・・と落胆の気持ちで待った診察。
しかし、その内容は逆転ホームランで、陽性判定となりました。
その様子を綴った前回の記事はこちら。
そして迎えた胎嚢確認の為の受診・・・結果としては「胎嚢確認できない。」というものでした。
今回は、陽性判定から流産決定までの記録です。(胎嚢確認前の流産なので、化学流産となりますが、病院のカルテには今回が体外受精だったからか、流産と記録されていました。)
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目次
予想外の陽性判定で、期待していた胎嚢確認
実は、この胎嚢確認予定の日は、前回AIHで妊娠反応があった子の出産予定日でした。
そのタイミングで胎嚢確認できるなら、きっと何か意味があるに違いない、きっとお空に帰ったあの子が戻ってきてくれたんだ、と思っていました。
D38(ET20)の診察
早くその姿を見たい!
高ぶる気持ちを抑えながらも、期待に胸高鳴ります。
しかし、内診で先生がエコーチェックしますが・・・。
映し出されたモニターに、あの黒い袋が見られません。ドキドキが違うものに変化していきます。
その後、いつものように診察室に呼ばれ、先生から説明がありました。
あきらかに先生の表情が曇っています。
今日はもう時間が遅いから結果は明日にしか連絡できないけど、妊娠継続できる値だった場合に連絡するようにしようね。
まさかの結果に、ただ「はい。」と返事をすることしかできませんでした。
そして処置室で採血し、言葉は少ないけれど気遣ってくれているのが伝わる看護師さんが印象的でした。
D39(ET21)、HCG検査の結果
翌日、病院が始まる時間になると、ソワソワしながら携帯が気になってしょうがありません。
そして、とうとう電話が!
昨日採血してくれた看護師さんからの連絡だったけれど、結果は妊娠継続の見込みないHCG値であったと・・・。
当初、妊娠継続できる値だった場合のみ、電話連絡します、とのことだったけれど「連絡ないと気になるよね・・・。」と、わざわざ連絡してくれたのでした。
気になるHCGの値は、163。
妊娠継続しているのであれば、5w2dだった胎嚢確認日。この週数であればHCG値163では少なすぎるとのこと。
先生の表情から覚悟はしていたけれど、結果がはっきりとして、心にぽっかりと穴があいたような気持ち、というのが一番近い表現と思います。
でも、涙が出てこないのです。
悲しいのに何でだろう・・・。
私は、いつも涙を流すことで心がリセットできると体感的に思っていたので、今回の結果に涙が出ない自分が不思議でした。
そして、それはやっぱりショックが大きすぎて感情がマヒしている状態だと、数週間後に知ることになります。その詳細は、また別記事に書いていきます。
電話連絡の際に、生理が始まったら3日以内に受診してください、との指示がありました。
D30(ET12) ~ D41 (ET23)及びリセットまでのメモ
妊娠判定日翌日からリセットまでの体調変化の記録です。
周期 | 移植 | スケジュール、受診内容等 | 備 考 |
D30 | E12 | 膣錠、テープ3 | 胸張。下腹部ぽかぽか。眠気 |
D31 | E13 | 膣錠 | 胸張。下腹部ぽかぽか。眠気。匂いに少し敏感。お腹ゆるい |
D32 | E14 | 膣錠、テープ3 | 胸張。下腹部ぽかぽか。夕方軽く頭痛 |
D33 | E15 | 膣錠 | 胸張。下腹部ぽかぽか。夕方軽く頭痛。数日前から膣に違和感、尿道が下がっているような感じ。 |
D34 | E16 | 膣錠、テープ3 | 胸張。下腹部ぽかぽか。夜中2時過ぎに目が覚め、変な夢をみて数十分おきに目覚めてしまう。その間、頭痛、胃のむかつきあり。起床後は頭痛の程度がだいぶ軽くなっている。 |
D35 | E17 | 膣錠 | 胸張。昨晩と違いよく眠れた。少し不安になる。日中も眠気や胃のむかつきなく不安になる。 |
D36 | E18 | 膣錠、テープ3 | 胸張(強い)。16:00過ぎから胃のむかつき出始め。気持ち悪い。 |
D37 | E19 | 膣錠 | 胸張(強い)。眠気 |
D38 | E20 | 膣錠。胎嚢→確認できず。HCGを血液検査する。翌日電話があれば妊娠継続で薬処方、電話なければ来週受診。 | 【受診:胎嚢確認予定】胸張。起床時下痢のような腹痛(でも下痢じゃない) |
D39 | E21 | 膣錠(朝まで) | 朝一番に病院からHCG検査結果の連絡なし→その後、電話あり、結果は妊娠継続ではないとのこと。HCG:163。胸張、起床時軽く頭痛あり。(後頭部あたりから左まで) |
D40 | E22 | 胸張(強い) | |
D41 | E23 | 胸張弱まる。おりもの黄色に変化(若干、茶おり)。腰鈍痛 | |
D1 | – | リセット。生理痛はそんなに感じない。お腹の軽い鈍痛程度 |
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生理2日目での受診
生理開始から3日以内の受診指示だったので、2日目に受診しました。
診察室で先生に、改めてHCG値を教えてもらったのですが、私のは165(電話で聞いたのは163)だったが、週数的(5w)には1000程度あるべきとのことでした。
体外受精は最初で最後と決めていたので、治療を継続するならまたAIHにすると夫婦で話し合っていました。
先生にAIH希望を伝えると、クロミッド処方の話でしたが、頭痛が増えたのでそれに効く漢方薬の五苓散も出して欲しいと伝えました。(クロミッドの副作用に頭痛があり、元々頭痛持ちの私は、クロミッドを飲んでからは回数が増えたように感じます。)
すると、私の場合、クロミッドを飲む理由は若干ホルモン値を上げて、あわよくば2個排卵できたらという程度で、元々排卵には問題ないから今回はクロミッド処方しないことになりました。でも、五苓散の処方はしてもらえたので、助かりました。
そして次回は9日後に予約を入れて、診察を終えました。
体外受精を終えてのまとめ
最初で最後と決めていた体外受精。
思っていたよりも順調に進んでいった経過に、いつの間にか胎嚢確認までの期待は大きなものになっていました。
実は、この結果は数ヶ月前のものなのですが、想像以上に気持ちにダメージを受けていて、ブログに向き合う気力を持てないでいました。
私たち夫婦は、原因不明の不妊ということで治療を進めてきました。実際、採卵も受精も問題なくクリアでき、移植した2個の胚もグレード1と2というもので、陽性判定まで出ていました。
体外受精をする前のAIH治療中には、
もしかしたら、ピックアップ障害?
そもそも受精できていないの?
精子は大丈夫かな?
・・・と、色々な疑念が湧いては不安になったりの日々でした。
体外受精では、一つ一つの経過がはっきりと目で確認できるので、クリアできるごとに疑念の気持ちもほどけていきました。
頭では、グレードの良い胚でも結果はどうなるかわからない、期待しすぎるのは危険だとわかっていたけれど、陽性判定までこぎ着けたのだから、きっと大丈夫!という思いでいっぱいになっていました。
しかし、AIH、体外受精ともに化学流産という結果に終わる。それはやはり、40代である私の卵子の質に原因があるのかなと考えると、少しだけ冷静になれました。卵子だけでなく、精子も年齢と共に質は落ちるようなので、一概に卵子だけの原因とは決めつけられないですが、夫婦共に40代で子供を望むのは簡単なことではないという現実を改めて感じています。
ただ、まったく質の良い卵子ができない、というわけではなく、その卵子が作られる回数がかなり減ってしまっているのだろうと思うので、治療を続けている限り、その卵子にめぐり逢えることを願っています。
体外受精を終えたあともAIHでの治療を続けていますが、まだ結果は出ていません。
夫婦で話し合い、年内で通院は終えるつもりなので、ギリギリあと1回できるかな、というところです。
それまでは、気負いすぎることはせず、今まで通り自分ができる限りの食事面や運動、サプリメント摂取、そして先生と話し合いながら、今後の結果を受け入れていこうと思います。
今の時期に見えないというのは、ちょっと・・・厳しいのかな。