要支援1で介護保険のお世話になっている母。昨年11月に両膝手術を受けて、現在は病院で理学療法士さんのリハビリを週3回受けています。そして介護保険で通っていた通所リハビリテーションは、マシンを利用して筋力トレーニング等をする内容なので、現状ではとても難しいです。その為、手術の為の入院をしてからデイケアはお休みしており、サービスは受けていません。
しかし、法改正により平成31年4月から、介護保険被保険者は医療保険でのリハビリが受けられないと病院から言われたということで、ではどうしたらいいか?と戸惑っています。
どうやら現場でもまだ把握しきれていないようで、実際に介護保険認定を受けているだけで医療保険のリハビリが受けられないのかどうか、はっきりしていないと言われました。
母のケースはいったいどうなるのか?まだ結論はでていませんが、経緯を書いていきます。
突然の病院からのお知らせ
母は昨年11月、変形性膝関節症の為に両膝手術を受けました。
その時の記事はこちらです。
実際に手術を受けたのは総合病院で、手術から9日後にリハビリに特化した同系列の病院に転院し、約1ヶ月ほど入院していました。
退院後も通院でリハビリが可能ですが、手術を受けた病院も、リハビリで入院してた病院も実家から遠いので、近所の整形外科に紹介状を出してもらい、現在は父の付き添いで週3回通院し、理学療法士さんのしっかりとしたリハビリを受けています。膝の痛みは術後よりはだいぶよくなったものの、まだまだスムーズな動きはできず、理学療法士さんの話だと、患部周辺、膝裏が固いとのことで、マッサージも受けているようです。
現在、手術から約3ヶ月と2週間くらいですが、まだまだリハビリが必要な段階で、外出時はノルディックウォーキング用のポール(杖)を両手に持って歩いています。
介護保険と医療保険、両方の被保険者であった場合、介護保険が優先されるとのことですが、母の現状では、介護保険サービス利用でのリハビリ内容はレベルが高すぎます。まだまだ歩くのもやっとの状態なので、介護保険のデイケアでマシンを使ってのリハビリは無理があるのです。その点、医療保険でのリハビリは、その患部にあった内容で理学療法士が一対一でついてくださるので、今の母に寄り添った内容になっています。正直、まだまだ病院でのリハビリが必要な状況です。
しかし3月に入り、病院の方から「4月1日から介護保険認定者は医療保険でのリハビリが受けられません。」と言われたそうです。
母の介護保険は4月30日までの認定です。もし病院の言っていることが本当であれば、母は医療保険でのリハビリが受けられず、介護保険でのリハビリも、現在の体の状態から内容がハード過ぎて受けられないので、まるまる1ヶ月は何のリハビリも受けられない状況になってしまいます。せっかく良くなりつつある膝ですが、やはり1ヶ月もリハビリが受けられないのは回復を遅らせることになり、不安が強くあります。
ケアマネジャーとの話
当初、ケアマネジャーさん(以下、ケアマネと表記)は、介護保険更新の代理申請する為に、書類に印鑑をもらうということで母の元を訪れました。その際に、病院で言われたことを母が伝えたとのことです。
ケアマネさんは、
ということを聞いてきたそうです。
母は、急に言われても判断できなかったので、介護保険について中心になって動いている私にケアマネさんから電話しますね、ということで話が終わったようです。そして実際に私に連絡があったのですが、
と言われました。
しかしこちらとしては、状況がよくわからず、判断材料が少ない中で「どうしますか?」と聞かれても頭が真っ白です。むしろ、ケアマネさんが色々アドバイスしてくれて「こうしましょうか?」と言ってもらえると思ってました。(;^_^A
なので、質問をしました。
という感じの返答でした。(・_・;)
うん、その確認をしてもらってから私に連絡して欲しかったデス。
そして、できればその返答と共に、母にとってどうした方がいいか?という具体的な案を出してもらいたい・・・ナ。
病院と役所からの返答
数時間後、整形外科と役所に確認を終えたケアマネさんから電話がありました。
実は厚生労働省で数年前に決定していたことだったらしいんですが、実施まで猶予期間が与えられていて、それが今年度の3月31日をもって終了するようで・・・。でも、現場でもまだ通達が来たばかりで混乱している様子なので、どのようになるかは直前までわからないかもしれません。
とのことでした。
介護保険を更新するとしても4月いっぱいまであるので、もう少し様子を見ながら更新手続きをするかどうか決めても大丈夫、ということで、とりあえずは保留としておきましょう、となりました。
まとめ
まさかの医療リハビリが受けられなくなるかもしれないという現実。介護保険でのリハビリを受けるとしても、提供される内容が、今の母にとっては適切ではありません。それはケアマネさんも把握していて、術後の回復が適当な段階になってからデイケアも再開させましょう、という話になっていたので、どうしていったら良いのかと困惑しています。
それだけ医療保険の現状がひっ迫しているということなんでしょうが、まだ回復の途中である母は、どう過ごしていけば最善なのだろうか。そんなことを考えながら、今後の日本の医療保険制度に危機感を覚えます。
その後、母から「介護保険認定を3月中に取り下げられるならそうして、4月から病院でのリハビリをそのまま続けたい。」と相談ありました。それについてのやり取りは、別記事にいたします。
追記
その後、病院側の理学療法士さんが調べてくれて、母は手術を受けたということで、術後半年間は介護保険認定でも医療保険でのリハビリが受けられるとのことでした。