副作用被害救済制度申請用の診断書できました!請求書記入して投函します。

先日、医薬品副作用被害救済制度に申請します、という記事を書きましたが、入院した病院へ依頼していた「医療費・医療手当診断書」ができあがったと連絡があり、早速受け取ってきました。

残るは患者自身が記入する「医療費・医療手当請求書」と、補足説明するお手紙を添付すれば投函できます。

補足説明については、後述します。

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入院先の病院では初めてのケースなので、医師から疑問の連絡があった。

先の記事でも書きましたが、入院した病院には、医療費・医療手当診断書受診証明書、そして投薬・使用証明書の3つを作成依頼しました。

できあがったとの連絡の前に一度、診断書を書くにあたり医師からの疑問点について確認したいとのことで、事務の方から電話をいただきました。

というのも、イブA錠を飲んだ故に無菌性髄膜炎となった、とは病院で一度も肯定されませんでした。つまり、無菌性髄膜炎の原因がイブA錠であるとは、病院では診断されなかったのです。

この薬を服用したから無菌性髄膜炎になったかという因果関係がはっきりしないのに、どうして診断書を書かないといけないのか?というのが疑問だったようです。

私が最初にPmda(医薬品医療機器総合機構)に電話した際も、「イブA錠を飲んで無菌性髄膜炎になったと診断を受けたのか?」という質問をされました。

病院ではイブA錠を服用後に症状があったと伝えても、それが原因とは言われなったという旨、説明しました。しかし、薬の添付文書に「重篤な副作用」として記載されていたので、もしかして該当するのかな?と思って電話してみました、とも伝えました。

そして、Pmdaの回答としては、たとえ病院でイブA錠が原因と診断されなかったとしても、入院に至る経緯、過程として診断書を作成してもらい、それが認められれば、給付が支給される可能性があるので、申請してみてはどうでしょうか、との話でした。

その時のやり取りの内容を、事務の方に説明し、納得されたようでしたので、引き続き診断書を書いていただけることになりました。

健康被害救済制度を知らない医師も意外と多いらしい。

今回、診断書を書いてくださった先生が、医薬品副作用被害救済制度のことを把握されていたかどうかはわかりませんが、この制度のことを調べていくと、そこまで医師、看護師、薬剤師に認知されているようではなさそうです。

実際、私が入院した病院でも初のケース、そして薬を購入したドラッグストアでも初めて聞いたとのことだったので、Pmda(医薬品医療機器総合機構)に送っていただい申請用資料の中にあった「依頼する際に渡してください。」とあったパンフレット等は、とても役に立ちました。

病院でも、お薬の販売店でも、疑問点があった際は、パンフレットに記載されていた番号に電話して質問されていたようです。

作成を依頼してから2週間で受け取れた。

当初、診断書等を依頼してから2~3週間程度お時間いただきます、と言われていましたが、思っていたより早く、お願いした日からちょうど2週間後にできあがりました。

書く枚数も多く、面倒くさい処理だったとは思いますが、病院では快く対応してくださり、感謝です。

医療費・医療手当診断書を見ながら、医療費・医療手当請求書を記入。

患者自身が記入する、医療費・医療手当請求書は、病院で書いてもらった診断書を基に書くので、そんなに難しい内容ではありません。

ただ、「医薬品等とその入手・使用場所」を記入する欄は、病院で処方されたお薬が基本として作られているように感じ、記載例を見ても書き方に迷いました。

具体的に言うと、「医薬品等の名称」には、イブA錠と書けばいいのはすぐわかりましたが、次の「医療機関等の名称」、「所在地」というのがよくわかりませんでした。

・イブA錠の製造元である、エスエス製薬とその住所を書けばいいのか?

・イブA錠を購入したお店の名称とその住所を書けばいいのか?

の二通りが考えられましたので、Pmdaに電話して聞いてみることにしました。

回答は、後者の「購入したお店の名称とその住所」でした。

販売証明書の補足説明を、手紙に書いて添付することを勧められた。

難関だと思っていた、イブA錠の購入店で作成してもらう販売証明書ですが、たまたま保管していたレシートがあり、おそらくこれじゃないか?というのを持っていったので、すんなり応じてもらえました。

しかし、正直なところ、何年も前に購入したものなので、実際に服用した薬のレシートかどうかは確証がありません。

そのことを、請求書の書き方を教えてもらった際にPmdaの方に伝えたところ、今話した内容を手紙に書いて補足説明として添付することもできますよ、とアドバイスを受けました。そして以下のような文章を手紙にしました。

販売証明書についての補足

販売証明書を依頼するにあたり、レシートを探しましたが、数年前のことなので確実にこのレシートであるか判断が難しいです。

たまたま医療費控除用に保管していたものの中に、これかもしれない、と思われるレシートがあり、販売店へ持参し、今回の販売証明書を作成していただきました。

念の為、手元に残っているイブA錠の外箱に記載されている使用期限の面を写真で撮りましたので添付いたします。

ご査収の程、よろしくお願いいたします。

平成30年4月○日

カイカ 印

文章中にも書きましたが、外箱の使用期限が記載されている写真も添付することにしました。

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Pmda(医薬品医療機器総合機構)の方は、本当に丁寧で親切な対応でした。

初めて電話した時も、今回、記入方法を教えてもらった際も、Pmdaの方は、とっても親切に対応してくださいました。

質問した内容だけではなく、他にも記載漏れ等ないか確認してくださり、わからないことがあれば、またいつでもお電話してください、と穏やかな優しい口調で話してくださいました。

コールセンターで働いていたことがあるので、なんとなく電話での声のトーンなどでも、どんな感じで対応してくださっているのか想像できるのですが、本当に親身な対応してくださっているのが伝わりました。

また、気になる請求から受給を認められるまでに要する期間を尋ねましたが、だいたい8~10ヶ月くらい時間がかかるとのことでした。長いとは思っていましたが、想像以上でした。

そして、請求書を送付してから、受理した旨の書類が1~2ヶ月後に送付されるという説明と、もし書類の不備等で病院等に追加で資料を出してもらう際も、まずは申請者の私に連絡がくるとお話されていました。

今回のまとめ

今回のまとめは、

  • 副作用と思われる症状が、この薬が原因であると病院で診断されなかったとしても、入院に至る経緯・過程を診断書で証明してもらうことで、認められる可能性がある。
  • 市販薬の場合、購入した販売店での販売証明書に不安、もしくは書いてもらえなかったとしても、お手紙(場合によっては、外箱の提出も求められる。)を書けば認めてもらえる。
  • 書類内容等、わかりにくいこともあるので、迷った際は、Pmda(医薬品医療機器総合機構)へ電話確認をお勧め。対応も非常に親切。

 

結果が出るまで、最大で10ヶ月はかかりそうなので、まだまだ先は長いですが、とりあえずは今日で完成した書類を、明日郵送する予定です。

救済制度相談窓口

電話: 0120-149-931(フリーダイヤル)

<受付時間>
月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く)午前9時から午後5時

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