金魚すくいの金魚を飼う覚悟と準備。長生きさせるなら費用はそれなりにかかる。

金魚すくいで子供が金魚をゲットしたけれど、飼い方よくわからないし、何を買えばいいの?と悩んでいる親御さん、私も同じでした。

毎年行っている近所のお祭り。

屋台やくじ引き等、子供の楽しみではありますが、毎年悩まされていたのが金魚すくい。

やりたいよ~!と言う息子に、「金魚さんはお家に連れて帰るとお世話が大変なんだよ。」と言ってどうにか避けてきました。

小さいうちはそれで何となくダメなんだ、と諦めてくれていましたが、幼稚園の年長さんにもなるとしっかり自己主張もしてきます。

今年の夏は、子供にとって初めてのペットとしてクワガタを飼った経験があったので、お世話をちゃんとする約束をして金魚すくいを許したのでした。

そこから私達夫婦は慌ててスマホで金魚の飼い方を検索。

今あるものプラス、100均でちょい足せばどうにかなるかも、と思いましたが、実際にはそれだけではうまくいきませんでした。

その過程をご紹介します。

スポンサーリンク

金魚すくいで捕まえた数は?

私の知っている金魚すくいは、紙で作られたポイというものとお椀を渡されて楽しむものでしたが、今回は違いました。

紙ポイの代わりに、紙の部分が網になっているポイを渡されました。

網のポイは破れることはないので、必ず金魚をすくうことができます。

お店の人から、

 

店員
500円で3匹すくえます。
金魚は持ち帰ることが前提なので、お家で飼えないからということで返却できません。
なので、ちゃんと飼うことを前提に参加されてください。

 

と説明されました。

紙ポイだとすぐ破れちゃうし、小さい子には難易度が高いので、最近はこんなやり方なんだ~と驚きながら、負けず嫌いなウチの子にはありがたい方法かも、と思いつつ。お店にとっても費用削減になっている合理的なやり方とも思いました。

そしてお椀の代わりに「持ち帰り用の袋」に水を入れて渡されました。これもお店の人からすると、お椀の準備と手間を省けますね。

最近の金魚すくいの傾向なのか、私達が出会った屋台だけなのかわかりませんが、このやり方には少々戸惑いました。

これなら簡単なのかと思いきや、実際には破れない網のポイでも、金魚はなかなかすくえません。金魚は必死に逃げ回ります。

小さい子たちに荒っぽく追いかけまわれている金魚たちには相当なストレスだろうな・・・と思います。

 

3匹なら家にある飼育容器で飼えるだろうなぁ、と思い参加させたのですが、息子が金魚を2匹ゲットしたところで、お店の人から、

 

店員
3匹までと言いましたが、5匹までOKですよ~!

 

と言ってきた!

息子は大喜び。

むむ、これは、誤算だ・・・。

きっとお祭り最終日だし、屋台の人としては、持ち帰るよりはサービスと言ってお客さんに多めに持たせた方がいいと考えたんだろうな・・・と大人の事情が頭に浮かぶ私。

5匹ですか・・・。

子供は喜んでいますが、手持ちの容器では多すぎるような気がして素直に喜べないのでした。

なんとか息子は2匹、私2匹、夫1匹をゲットして、持ち帰り用袋にはなるべく多めに水を入れてもらい帰宅しました。

家にあるものプラス100均で買い足せば十分?

家にあるものとしてまず思い浮かんだのは、以前100均で購入した虫取り用の飼育容器です。

我が家には2個ありました。

suiso

比較対象は、ティッシュ箱。

真ん中の青い蓋の飼育容器は、ダイソーで購入した100円の商品。サイズは185×120×H105、容量は1,800mlです。

右側の黒い蓋の飼育容器はMサイズで、これもダイソーで300円の商品だったと思います。こちらは容器に詳しいサイズ表記がないので、自分で大まかに測りました。だいたい225×145×H145です。

最初は、青い蓋の小さい容器に金魚たちを放ちました。

うーん、やっぱり5匹だとすごく狭そう・・・。

とりあえず、その状態で足りないもを100均で購入することにしました。

近所のダイソーは夜10時まで開いているので、急いで買いに行きました。

100均で買い足したものーその1

金魚すくいをやる前に急いでチェックした情報には、100均でも十分金魚を飼う為の商品をゲットできるとのこと。

青い蓋の飼育容器だと5匹の金魚たちには狭そうだったので、まぁ黒い蓋のケースに移せば、他は100均で買い足せば、とりあえずは心配ないかな、買い足したものが以下の商品です。

kaitashi

何はなくとも、金魚のエサ

水換え時に必須のカルキ抜き

そして、これは今回検索して初めて知りましたが、酸素を発生させるタブレットがありました。

ストレスを受けているであろう金魚すくいの金魚達が、どの程度生きられるのかという疑問もあったので、いきなりエアーポンプ(空気のブクブク)を購入するは躊躇いがありました。でも酸素がなかったら死なせてしまうのかな?という不安もあったので、酸素発生剤の存在はありがたいと思い、即購入!

ほっと一安心・・・。

百均グッズを投入後の金魚の様子

元々、もらってきた水では金魚達には少ない量でした。

取り急ぎで入れた水槽から少し大きな黒い蓋のケースに移し替えると、水かさは余計に少なくなったので、急いで水を足すことにしました。

使用方法に、「キャップ1杯(6cc)で25~30リットルの淡水・海水の塩素を中和する事ができます。」と書いています。

この水槽にはそんなに入らないので、、。

1ccあたり5リットルに相当するので、とりあえずその分のお水を中和させたものを、水槽が溢れない程度につぎ足しました。

 

「これでひとまず大丈夫ね。」

 

と、思ったのですが・・・。

その日の夜、思っていたより金魚に元気がありません。

それに口をパクパクさせているけれど、酸素を発生させるタブレットを入れているから大丈夫だよね、、、。

金魚の様子が気にはなりつつ、そう言い聞かせて眠りにつきました。

 

しかし翌朝、先に起きた夫が発見したのは、浮いている一匹の金魚でした。涙

慌てた夫は、急いで息絶えた金魚をすくい出し、水を変えました。

起床後にそのことを聞いた私は、昨晩の内に何かしら対応していたら、この金魚を死なせることはなかったのじゃないか?と酷く自己嫌悪になってしまいました。

でも、その時にネットで調べてできることはやったので、自己嫌悪に浸っているだけじゃなく、他の子たちを長生きさせるにはどうしたらいいんだろうという方向に気持ちを切り替えて決断したのは、

ちゃんとしたエアーポンプを買おう。

ということでした。

金魚が口をパクパクしたのが気になっていたので、エアーポンプが解決の糸口だと思ったのでした。

結論としては、私達には今ある水槽と100均の道具だけでは、この金魚たちを上手に飼うことは難しいということです。

スポンサーリンク

ホームセンターで金魚飼育セットを購入

いつも行くホームセンターには、熱帯魚や金魚のコーナーがあります。

そこをぐるぐる歩き回りながらエアーポンプを探し、金額を見たところ1,000円前後します。

これって、もしかしたら金魚セットを買った方がお得なのかな、、、と思いながらも、なるべく必要最小限にとどめておきたい気持ちはまだあって、しばらく商品とにらめっこ。

悩んでも全然決められないので、素直に店員さんに聞くことにしました。

 

カイカ
すみません、金魚すくいで持ち帰った金魚を飼育したいのですが、エアーポンプを買うのと、飼育セットを買うのはどっちがいいのかな?って迷っていまして・・・。

水槽は、これくらいの大きさ(ジェスチャーで示して)のものがあるので、それを利用してエアーポンプだけを買えばいいかと思っているんですが、どうでしょうかね?

 

店員
金魚は何匹いるんですか?

 

カイカ
4匹です。本当は5匹いたんですけど、死んでしまって・・・。
酸素発生タブレットというのを入れていたんですけど、口をパクパクさせているんです。

 

と伝えると、店員さんから衝撃の事実を言われました。

 

店員
あ~、それはきっと酸欠ですね。

金魚は一匹あたり約3リットルの水を必要とするんですね。そうじゃないと酸素不足になってしまうんですよ。なので、その小さな水槽の中に5匹いたということは、おそらく酸欠だと思います。

これはエアーポンプを入れたとしても、水に対しての酸素量というのが足りていない状態ですし、小さい水槽に数匹入れている状態だと金魚がストレスを感じるので、環境的にも良くないですね。

 

カイカ
え?!
一匹に3リットルも水が必要なんですか??

 

店員
はい、そうなんです。

なので、やはり適した水槽のことを考えると、飼育セットを買った方がお得ですね。

 

というやり取りがありました。

あぁ、これはやっぱりちゃんとした金魚飼育セットを購入しよう。

ということで、セット購入となりました。

写真を撮り忘れてしまったのですが、これと同じものでした。

 

内容としては、

  • 水槽18リットル(蓋つき)
  • エアーポンプ
  • 水中フィルター
  • ビニールチューブ
  • コンセント
  • 人工プランツ
  • エサ(お試しサイズ)
  • カルキ抜き(お試しサイズ)
  • バックスクリーン(紙の壁紙)

です。

 

長くなりましたので、この金魚飼育セット購入後の様子は別記事にいたします。

まとめ

金魚すくいを子供に許可した時点での、取り急ぎのネットで見た情報では、手元にある昆虫と兼用の水槽と足りない分は100均でまかなえる、という計算だったのですが、実際にやってみるとうまくは行きませんでした。

命あるものを飼うからには、覚悟が必要です。

慌てて道具を準備したものの、最初の一匹を失った時の悲しさ、申し訳ないという思いは、最後までこの子たちをしっかり面倒みないといけない、と改めて誓ったのでした。

このあと、金魚達が病気になっているのを発見し、看病する経験もしました。

最初は金魚は表情がわからないし、と思っていたけれど、色々調べて試して、元気になるように、、、とお世話をしていくうちに、とても愛おしい存在になりました。

この記事を読まれているあなたの金魚が、どうか健康で長生きできますように。

 

スポンサーリンク