無痛性甲状腺炎でやせたがホルモン値が基準内になり急激体重増加。甲状腺機能低下症突入?

出産後に経験した甲状腺機能亢進症(無痛性甲状腺炎)が40代で再発し、経過観察をしていましたが、2回目の血液検査結果についてのお話です。

結果は、ホルモン値のFT3、FT4共に基準値におさまっていました。

実は、検査結果を聞く前に感じていた体の変化があったので、結果を聞いて、「やっぱり!」と思いました。

その変化とはズバリ、体重増加です。

なんと、1週間で一気に2kg増えていたのです。

今回は、甲状腺機能亢進症が治まった後の体重増加についての個人的考えと、他にも感じていた治まった症状の様子についても、記録として書いておきます。

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無痛性甲状腺炎再発:2回目の検査で正常値に戻った

厳密に言えば、甲状腺機能亢進症の症状の一つとして減少した体重が、ホルモン値が正常になり元の体重に戻った、というのが正確なのですが。

ちょうどいい感じに思えた束の間のスリムなスタイルが、再び下っ腹ぽっこり体形に戻ったのは結構がっかりです。(笑)

本来なら病院で検査結果の説明があるのですが、新型コロナの影響の為、今回は電話のみで聞くことになっていました。

口頭で聞いただけなので、もしかしたら聞き間違いがあるかもしれませんが、先生が説明されたのは、FT3、FT4のみでした。

※追記 2020年7月21日※
本日受診した際に、検査結果の用紙をいただいたので、検査項目にTSHを追記しました。
検査項目 今回測定結果 前回結果 基準値
TSH 0.005 未満 ▼ 0.005 未満 ▼ 0.500 – 5.000 μIU/mL
FT4 1.46 3.16 ▲ 0.90 – 1.70 ng/dL
FT3 3.98 10.20 ▲ 2.30 – 4.00 pg/mL

今回は、FT4が1.46、FT3が3.98ということで、いづれも基準値内におさまっていました。

甲状腺機能亢進症の再発が考えられる原因として、私の場合二つあり、バセドウ病もしくは無痛性甲状腺炎(橋本病由来)ということでしたが、この検査結果から無痛性甲状腺炎で間違いないだろうという医師の判断で、次回の血液検査は2ヶ月後ということになりました。

甲状腺の値が正常値に戻り、治まった症状

甲状腺機能亢進症になった際に感じていた症状はいくつかありますが、詳細はこちらの記事に書いています。

更年期に再発。甲状腺機能亢進症は橋本病由来の無痛性甲状腺炎かバセドウ病か?

2020.05.22

病院からの検査結果を聞く前に、体感として既に治まっていると感じていた症状は以下のものです。

  • 頭皮のニキビ
  • 右手親指の痛み(腱鞘炎)
  • 手の指の震え
  • 頻脈が治まる
  • 動悸の回数が減った
  • 体重が元に戻る(体重が増加した)


体調が何となくすぐれないと感じてから、だいたい2~3ヶ月くらいで症状が治まっていました。

上記には書いてませんが、酷かった立ちくらみもかなり頻度が減りました。ただ、医師には立ちくらみは甲状腺機能亢進症と関係ない症状と言われています。

動悸を抑える薬の服用は終了

この検査結果を電話で聞いた際に、お薬の服用についても指示がありました。

動悸が結構辛かったので、β遮断薬のアルセノールというお薬が処方されていましたが、


主治医
もし動悸を感じないようであれば飲まなくてもいいし、まだ少し気になるという日があれば飲んでもいいですよ。


とのことでした。

実は、既に自己判断で、脈が60を切った日は薬を飲んでいませんでした。

検査結果を聞く10日くらい前から、薬が効きすぎているのか脈が60を切ったことがありました。

本当は自己判断は良くないのですが、結果的に先生のお話を聞いて支障がないとわかり、安心しました。

甲状腺機能亢進症→甲状腺機能低下症になるか?

無痛性甲状腺炎の経過としては、以下の説明がわかりやすかったので引用します。

2週間~3ヶ月の間の甲状腺ホルモンが高い時期を越えると、甲状腺ホルモンは正常化します。一部の患者さんは機能が正常に戻ってから2週間~1ヶ月後に、甲状腺機能の低下が1~4ヶ月間ほどみられることがあります。その場合でも自然に良くなりますが、まれに機能が回復しない場合もあります。

引用:岐阜赤十字病院

甲状腺機能低下症になると、亢進症とは逆で体重が増加しやすくなります。

私が一番気になるのは、もし甲状腺機能低下症になったら、体重増加の勢いが増してしまうのではないか?ということです。

それは嫌じゃー。

甲状腺機能亢進症のあと体重が10kg近く増えた過去

産後に無痛性甲状腺炎になった際は、定期検査で甲状腺機能低下症と確認されることはありませんでしたが、体重は元に戻るだけではなく、確実に増えました。

体重が増えた原因として考えられるのは、甲状腺機能亢進症の時はいくら食べてもどんどん痩せていった為、たくさん食べることが習慣となっていました。

食べること、特に甘いものが大好きな私は、当時、ラッキー♪と軽い考えで、食事はもちろん、スイーツやらパンやらと、食べまくっていました。完全に調子に乗っていました。

習慣とは恐ろしいもので、症状が治まっても食欲はそのまま。いや、正確にいうと、体はもうこれ以上食べなくてもいいと感じているのに、頭では「まだこれを食べたい!」という欲求が抑えられずに食べていた、という感じでした。

結果、徐々に体重は増えました。見事に。

その後、40代に入り、年齢的な基礎代謝の低下も原因ではあると思いますが、一時は約10kg太り、服のサイズも変わり、すっかり中年体形になっていました。(その後、以前より食事の量を減らして若干の減量はできました。)

そして今回は、わずか1週間で元の体重に戻り、しかも、体脂肪率が今まではだいたい25%のギリギリ標準だったのに、28%を優に超えているではないですか。(時々30%超え。)

これは今ここで止めておかないと、減らすのが大変!!と危機感を覚えました。

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再発を機に筋トレ&有酸素運動の習慣化に成功

過去の経験から、このままだと一気に体重増加まっしぐらへと感じたので、せめて体重の維持と機能亢進症の時に味わったぺったんこな下っ腹を取り戻すべく、筋トレの意欲スイッチが入りました。

私は学生時代の部活以外の自主的な筋トレなんて続いた試しがありません。筋トレだけじゃなく、だいたいのことは3日坊主で終わることが多く、習慣化することができずにいました。

今回、「病気の再発」ということでマイナスな響きですが、症状として痩せた体形を維持したいというきっかけを逃さずに、現在2ヶ月近く筋トレ&有酸素運動を続けることができています。

しかし、運動の効果で一番感じたのは、ダイエットよりも先にメンタル面が劇的に改善した、ということでした。

それが結果的に、食生活の見直しにも繋がり、再発する前より健康的な生活を送れています。

筋肉は確実について、お腹周りはだいぶスッキリしてきましたが、残念ながら下っ腹はなかなかの強敵で、まだ腹筋は割れていません。(何を目指してる。)

体脂肪率もまだ26~28%をうろついている感じです。体重計の体脂肪率はあまりあてにならないとは聞きますが、それでも以前のように、せめてギリギリの25%台は目指したい。

一時は、運動&食事制限しているのに、なぜか体重が増えましたが、おそらく筋肉がついたことによるものだと思います。現在はマイナス1㎏成功しています。

次回の血液検査の結果を見るまでは、甲状腺機能低下症になっているかどうか確認しようがありませんが、新しく身に着いた筋トレ&有酸素運動は、心身共に健康維持していく上で続けていこうと思います。

また別の機会に、どうやって筋トレ&有酸素運動を習慣化できたかについては記事にします。

まとめ

なんだか後半は、筋トレの記事っぽくなってしまいましたが(笑)、私のように甲状腺機能亢進症の間、いくら食べても痩せるからといって食欲が増してしまった方は要注意です。

無痛性甲状腺炎は一過性で、甲状腺が破壊されたことで大量に甲状腺ホルモンが増加したあとは、今度は出つくした状態になり、甲状腺が回復するまで甲状腺機能低下症になる場合があります。

そうなると、今度は逆に太りやすい状態になってしまうので、それに加えて食べる量が多いのが続いていると、私のように体重増加で苦労する可能性があります。

橋本病からの無痛性甲状腺炎の場合、今後も再発の可能性はあるので、一過性の病気だからといって通院を止めずに、定期的な血液検査を続けて、自分の体と上手につきあっていきましょう。

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