身に覚えのない手の痛みは腱鞘炎?実は更年期のホルモンバランスが原因かも

身に覚えがないけど、最近右手の親指付け根が痛い。

そして段々と痛みが増している。

料理をするにも包丁で硬いものを切る時に痛いし、ペットボトルの蓋を外すのも一苦労なので、不便を感じるようになりました。

ネットで調べてみると、どうやら腱鞘炎の症状に似ていることがわかりました。

でも、そんなに手を酷使した覚えはないよ?と思いつつ、腱鞘炎の原因が更年期のホルモンバランスの影響を受けるという説明を見かけて、それかもしれない!と思いました。

現在は、ほぼ良くなっている手の痛みですが、その考えに行き着く私の経験をブログに残しておこうと思います。

スポンサーリンク

腱鞘炎の原因は年齢的なホルモンバランスのせいか?

実はこの右手親指の痛みが出始めた頃に、他にも疲れやすい、イライラや動悸がするといった症状も感じていました。後にその原因が、橋本病由来の無痛性甲状腺炎(甲状腺機能亢進症)の再発であったことがわかりました。再発の原因はおそらく更年期のホルモンバランスの影響が考えられますが、その詳細は、こちらの記事にまとめています。

新型コロナの影響で緊急事態宣言が出されていた中、感染の可能性も考えると、簡単に病院に行けない状況です。

このコロナ自粛がなければ、さっさと受診していた今回の痛みですが、ネットで調べて様子見でもいいのかなと思い、実際、今はほとんど痛みは感じられなくなりました。

症状から調べると、腱鞘炎の中でもドゥケルヴァン病(ドケルバン病)というものに酷似していることがわかりました。

特徴としては、

  • 親指の付け根から手の甲にかけて痛む
  • 親指をに握り込むと痛みが悪化する

というもので、まったくもって私に当てはまります。

また、ドゥケルヴァン病のチェック方法というものもあり、私はアイヒホッフテストというものを試して痛かったので、自己判断ですが、これに違いないと思いました。やり方は、以下の手順です。

親指を他の指で包むように軽く握る。
親指側を上にした状態から、ゆっくりと手を下の方に向け、下げる。この時に、伸ばされた手首に強い痛みがあれば、ドケルバン病が疑われる。

※アイヒホッフテスト参照URL: https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_289.html

腱鞘炎は、よくスマホの使い過ぎとか、パソコンの使い過ぎが原因としてあげられますが、痛みを感じた時に思い返してみても、特に使い過ぎという風には思えず、今までと変わらない生活でした。そして調べていくうちに、腱鞘炎を起こしやすくなる原因として、女性ホルモンのエストロゲン減少というのがあるということを知りました。

産後の体調不良と現在のプレ更年期の症状が酷似

私は出産後の授乳時期に、やはり腱鞘炎になり、結構痛みが強く、産後のケアが得意な整体へ行ったり、患部に湿布を貼って対処していました。

その時は、授乳の度に赤ちゃんを抱っこするのはもちろんですが、授乳以外でも抱っこはしていたので、腱鞘炎になってもおかしくない「酷使」していた状態だったと言えます。

考えてみれば産後ということで、ホルモンの変化が激しい時です。抱っこで腕を酷使していたプラス、ホルモンバランスが不安定な時期だったのでした。そしてその時期に発症したもう一つの病気が、無痛性甲状腺炎でした。

このことから何が言えるかというと、産後のホルモンバランスが崩れている状態で起こった症状と、今経験している症状が似ているということは、女性の人生の中で次にホルモンバランスが乱れると考えられるステップ、即ち更年期障害の可能性があると思いました。

40代前半と後半という括りで言えば、40代前半に入るので(ちょっと苦しい。笑)更年期障害という言葉は避けたい気分にもなりますが、まぁ、そこを抵抗しても何も改善されないので、素直に女性ホルモンのバランスが動き始めたのを受け入れました。

産後に無痛性甲状腺炎を発症した際、主治医に言われたのが、女性ホルモンの変動がある更年期に再発の可能性があると聞いていたので、腱鞘炎も含めて続いている体調不良はそれからきていると思いました。そして、甲状腺に関しては、すぐにかかりつけの病院に予約し、検査結果を知ることができました。

スポンサーリンク

病院にいかないまま親指の痛みが改善

以前の経験から、腱鞘炎の対応としては、使わないことが一番、ということはわかっていますが、利き手の親指なので、使わない訳にはいきません。コロナの影響で家で食事を作る回数も増えたので、テーピングなんか煩わしくてしていられません。

では、どうしたのかと言うと、痛みが出ない程度に気をつける、でした。湿布を貼ることもありませんでした。(単純に面倒くさかっただけ、というのが本音。)

包丁で着る時は、痛みを感じないように握り方を少し変え、力が必要な場合は左手を添える。これだけでも痛みの軽減になりました。

なるべく右手親指を使わない生活をしてから、2週間くらいすると、痛みが和らいでいるのに気づきました。無理に動かして痛みが再発するのがこわいので、負担をかけないように、ということは頭の隅にありました。

そして、直近の甲状腺の定期検査でホルモン値が正常になっているのが確認された今、右手親指の痛みはそんなに気にならない程度になっています。

今回の場合は、早めに自分で痛みに気づき、甲状腺の病気の確定診断がついたことで、女性ホルモンの影響で腱鞘炎になったと仮定して過ごしたので、自然治癒になりそうです。

まとめ

コロナ自粛で学校が休校の間、退屈している子供と近所の公園でバドミントンをしても、右手親指が痛くてラケットをしっかり握れませんでした。

特にバックハンドで打ち返すなんて、とてもじゃないけど無理!!って感じでしたが、先日久しぶりにやった際には、気にせず打ち返せていました。

しかし、この記事を書き終えたあと、試しに右手親指をかばわずに生活してみたら、痛い!とまではいきませんが、まだ違和感があり、このまま加減をしないでいると、ぶり返しそうな感じがします。様子を見ながら、悪化すれば病院に行こうと思います。

腱鞘炎も程度によっては病院で受診し、適切な治療をしないと長引かせてしまいます。ある程度様子を見ても改善されない、もしくは悪化するようなことがあれば、病院で診てもらうことをおススメします。

スポンサーリンク