コールタール軟膏MG217口コミレビュー。脱ステのかゆみ緩和とデメリット

脱ステ時の痒みは相当なもので、個人差はありますが、大人でも泣き叫ぶほどの痒みと痛みを伴います。

脱ステロイド時のかゆみに効くとされるタール剤(グリパスC、モクタール)は、日本で製造中止になっている故、簡単に病院で処方できるものではないと知り、頼みの綱が切れたかと思いました。

タール剤は製造中止で処方できず。海外製コールタール軟膏で離脱症状軽減できるか?

2020.11.17

しかし海外では、コールタール(石炭由来)というものが配合された軟膏がまだ使われていることを知り、注文していました。

その商品名は、MG217 コールタール軟膏です。

ステロイド軟膏使用歴30年近い夫の脱ステロイドのリバウンド(離脱)症状をブログに記録しているシリーズ第3弾は、実際にコールタール軟膏を使用してのレビューです。

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到着まで時間がかかったアメリカ製コールタール軟膏MG217

11月18日に楽天で注文し、到着したのが11月30日だったので、12日間かかりました。

楽天サイトでポチっとボタンを押して気楽に買えますが、一応、個人輸入になります。(購入者側で特に手続きはありません。)

今は新型コロナの影響もあるので、おそらく発送元が商品を準備できるまでに時間がかかる可能性もありますし、税関や輸送に関しても、やはり影響が高い状況と思われます。一刻でも早く手元に届いて欲しいと気持ちがはやりますが、そこは覚悟して待つしかないです。

それでも予想していた日より1週間くらい早めに届いたので、よかった!


口コミでは、乾癬に効くというのが多かったですが、中には脂漏性皮膚炎の人もレビューされていたので、もともと脂漏性皮膚でステロイド使用した夫にも合うかもしれない、と思いました。

脱ステ離脱症状のかゆみにも効いた!

結論から言いますと、脱ステロイド時のかゆみにコールタール剤は効きます。

しかし、効果てきめんかと言えば難しいところです

MG217 コールタール配合 軟膏(107ml)

夫がコールタール軟膏を塗った時の様子

MG217 コールタール軟膏が届いた日、夜に帰宅した夫は、早速コールタール剤をかゆみがある部位に塗りました。と言っても、かなり範囲は広いです。

最初は左足のくるぶしから下だけの症状(浮腫み、落屑)だったのが、今はだいぶ広がり、すねから大腿部、鼠径部、臀部(お尻)、腰、背中、お腹、胸にまで赤く湿疹が出ています。

肌はボコボコで、すねから下は落屑でガサガサ、浮腫みでパンパンになった足を重そうに歩く夫は、その自分の体の状態にショックで、睡眠不足も重なり精神的にも相当きていました。

コールタールを塗りながら、自分の肌の状態を嘆き、塗っていてもかゆみは酷くなっている様子で、若干パニックになりながら我慢できずにかきまくっていました。

呼吸が荒く、過呼吸気味で、痛みとかゆみを耐えるために唸り声が続きます。

そばで見ているだけしかできない者にとっても、本当に胸が痛い姿です・・・。


しかし1時間くらい経つと、いつの間にか呼吸も落ち着き、普通に話すこともできるようになりました。

どういう状態か聞いてみると、


かゆみが結構和らいでいる感じになっている。


とのことでした。

完全にかゆみがおさまるわけではないのですが、我慢ができる程度に和らぐようです。

おそらく、塗布した際に刺激になって一時的にかゆみが増幅したのかもしれません。

これで少しは睡眠取れるかな・・・と思いましたが、かゆみは和らいだものの、眠気がこないので1時過ぎまで起きていたとのこと。

その後眠れたけれども、3時に目が覚めてから5時まで眠れなかったようです。

すっかり自律神経が狂ってしまっているので、単純にかゆみが取れたからといって眠れるものではないという厳しい現実を思い知ることになるのでした。

補足
自律神経の乱れは、脱ステロイドの症状の一つでもあります。

コールタール軟膏塗布開始から5日目・・・。

コールタール軟膏を塗布して2日~4日目までは、かゆみが和らぎ夜も眠れる時間が少し取れるようになっていました。また、赤くかぶれていた箇所は炎症が抑えられているのか、だいぶ赤みが引いています


しかし、5日目から様子が変わります。

かゆみは緩和されるのですが、ヒリヒリ感が強くなっているのです。この日からコールタール軟膏を塗っても、ヒリヒリ感から来る痛みで、また唸り声が出てしまうくらい辛く、その日の夜は全然眠れませんでした。


今の夫の肌の状態は非常に悪く、かなり敏感になっていると思われます。

その状態では、だいたいのものが刺激となるのでしょう。コールタール軟膏は温めると柔らかくなりますが、それでも若干、硬めのテクスチャ(質感、手触り)です。

塗布することで、かゆみは和らいだものの、ここまで敏感な状態になっているので、肌に対する刺激は結構強いと思われます。優しく塗ってるつもりでも薄くのばす時に、超敏感肌には耐えられない圧力がかかっているのかもしれません。

もしくは、成分そのものが夫の肌には刺激になっているのかもしれません。こればかりは、実際に使用してみないとわからない部分ではあります。


かゆみが和らいだだけでも、何も施しようがなかった時に比べればマシかもしれませんが、ヒリヒリ感が強く感じることが辛くなり始めました

それでも私達にとっては、脱ステロイドを始めてやっと効果を感じるものに出逢えたので、今後もそれを使うと思っていましたが、このコールタール軟膏を超える物に出逢えました。それは、ドテラ(doTERRA)のアロマオイルでした。詳しくは別記事にします。

コールタール軟膏はもしかしたら、他の軟膏、例えば亜鉛華軟膏や保湿クリームなどにコールタールを混ぜて柔らかめにすれば、塗布する際に刺激も抑えられ、ヒリヒリ感の増強は回避できるかもしれません。

しかし、それを試す前にドテラのアロマに出逢ったので、検証できていません。

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使用して感じたメリット・デメリット

実際に使用してみて感じた良いところ、悪いところです。

メリット

かゆみが緩和された。

赤くなっていた肌の炎症がおさまった。

かゆみが軽減されたので睡眠が少し取れる日もあった。

デメリット

ヒリヒリ感が強まった。

アスファルトのようなニオイがきつい。

発がん性の指摘があるのが気になる。※後述します。

まとめ

  • コールタール軟膏は、脱ステロイドのかゆみ緩和になった
  • 使い続けると、ヒリヒリ感を感じるようになった
  • かゆみが緩和されたことにより、眠れる日もあったが、ヒリヒリ感で覚醒してしまうこともあった
  • コールタール軟膏は他の軟膏やクリームに混ぜて柔らかくすれば、塗布する際に刺激が少なくなるかもしれない(未検証)

コールタール軟膏は、5日間で3分の1くらいの量を使いました。他に選択肢がなければ間違いなく追加注文したいと思った軟膏です。

MG217 コールタール配合 軟膏(107ml)

ただ、個人の肌の状態によって、効かなかったり悪化する可能性もあります。

また、アメリカのカリフォルニア州で発がん性が指摘されているとしっかり記載されているので、購入を検討されている方はご理解された上で注文してください。

私達も発がん性は気になるところなので、脱ステロイドのピーク時の本当にしんどい時だけ対処療法として、短期間の使用だと割り切っていました。

今後も夫の脱ステロイドの経過は記録していきますが、おそらくドテラのエッセンシャルオイルをメインに進んでいくと思います。ドテラはいわゆるネットワークビジネスやマルチ商法ビジネスなので、もし嫌悪感を抱くイメージがある方は、ご了承の上、読み進めてください。

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