市販薬の痛み止めで重篤な副作用が出た – 無菌性髄膜炎で2度入院

市販薬はドラッグストア等ですぐ購入でき、とても便利ですね。

私は市販の頭痛薬であるイブプロフェンを常備薬として、セール時はストック用によく購入していました。

ところでみなさんは、中に添付されている説明書をまじまじと読んだことはあるでしょうか?

私はほとんど見たことがありませんでした。無菌性髄膜炎(ウイルス性髄膜炎)で入院するまでは・・・。

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2年連続かかった無菌性髄膜炎に共通するのは、イブA錠を服用。

こちらを検索していらした方は、もしかしたら頭痛持ちなのでしょうか。

私の頭痛歴はかれこれ何年でしょう・・・思い起こせば小学生の頃からよく頭痛を訴えていました。

なので、十代から頭痛薬にはとてもお世話になっています。

色々利用してきた中で、とても相性が良いと思えた頭痛薬が「イブA錠」でした。

生理痛や腰痛、そして片頭痛と色々な痛みに効いて本当に助けられました。痛みを止められると気持ちも軽やかになり、本当に楽になれます。

ただ、なるべく「もうこれ以上は我慢できない!」という状況や、いざという時にだけ飲むように心がけていました。それは、十代の頃に腰痛をおして部活を続けるために多用していたことで、どんどん効きが悪くなり、自己判断で量を増やしてしまった経験があるからです。部活を卒業し、通常量でお薬が効かない体って、きっととんでもないことになっているはず!と気づき、それからは減薬をして通常量に戻すことができました。(その当時は、セデスを服用していました。)

さて本題ですが、私が経験した副作用・・・それは、

無菌性髄膜炎

でした。

【エスエス製薬HPより引用】

まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。

無菌性髄膜炎:首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐き気・嘔吐等の症状があらわれる。(このような症状は、特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている。)

https://www.ssp.co.jp/product/all/evea/

実は、2年連続で無菌性髄膜炎にかかっています。

最初は原因がよくわからず、お医者さんに「疲れからきたのでしょう。」と言われたのですが、色々ネットで検索して、もしかしたらイブが原因だった?との考えが頭にありました。それ以降、用心して病院で処方してもらったアセトアミノフェンしか飲まなかったのです。しかし、とても効き目が優しいので痛みが止まりません。

それで夜中に頭痛で目が覚めた時につい、大丈夫かな~?と思いながらイブを飲んだら・・・30分もすれば薬が効いて楽になるはずなのに、痛みが増すばかり。

これは、この痛みは・・・!!あの時と同じだーーー!!!(T_T)

痛む頭をごまかしながら出勤しましたが、座っていられない程の激痛が走ります。会社から運転して帰ることもできず、家族に電話して迎えにきてもらい、そのまま前回入院した総合病院へ直行。予想通り、無菌性髄膜炎の診断で2回目の入院となりました。

退院後、自宅にあるイブの添付説明書にはっきり副作用として書かれているのを見たとき、体中の力が抜ける思いでした。(ちなみに最初の入院、そして二度目の入院でもお医者さんにイブを飲んだあとに症状が出たので、もしかしてその副作用では?と伝えましたが、相手にしてもらえませんでした。)

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私にとっては、本当にありがたかった痛み止め。もう使えないんだ・・・という喪失感。

病院で「イブプロフェンが原因です。」と確定診断されたわけではありませんが、2回ともイブを飲んだ後に症状が出ていることから、限りなく怪しいと思います。可能性がある限り、あの痛みを思い出すと恐怖でイブには手を出せません。でもロキソニンは強い薬と聞いているけど、それほどの効果を感じることがなく、バファリンは気分が悪くなったことがあり、やはり私には合っていないのかなと感じています。またロキソニンにも副作用の中に無菌性髄膜炎があるので、私は使わない方が無難だと判断しました。今は、アセトアミノフェンを服用していますが、頭痛を抑えきることはできないので、それプラス、アロマ等の利用でどうにかしのいでいます。

私は産後に甲状腺を患いましたが、それ以降、体質が変わったように思います。それまで何ともなかったお薬が、ここまで重篤な副作用が出るとは夢にも思いませんでした。

簡単に利用できる市販薬ですが、初めて飲む時以外も、何か変かな?と思ったときは、ぜひ副作用が何か確認することをおすすめします。

最後に、今現在の私の体質的には重篤な副作用が起きる可能性が高い「イブA錠」ですが、とても良い鎮痛剤と感じ、長年使用してきました。私のようなケースは稀と思いますので、どのお薬でもご利用の際はご自分の体と向き合い、何か異変を感じたら速やかに購入した薬局等にお問い合わせすることをおすすめいたします。

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