私は市販薬であるイブA錠を服用し、重篤な副作用である無菌性髄膜炎を2度発症した経験があります。
その為、痛み止めを処方されるときは注意が必要です。
この件は、医薬品副作用被害救済制度というもので厚生省から正式に認められました。
以下の記事に詳しく書いています。
当たり前に使っていたものを利用できなくなった今、鎮痛剤には本当にお世話になっていたという感謝の思いと、飲めなくなったからこそ予防に意識を向けられるようになった思いを綴っていきます。
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目次
最も効果を感じていたイブプロフェン系だったが・・・
痛み止めは数種類ありますが、私が最も効き目を感じて飲んでいたのはイブプロフェンです。
副作用が出たイブA錠はイブプロフェンのお薬なので、効果を感じる痛み止めを飲めなくなってしまいました。
ロキソプロフェン(ロキソニン等)は強いお薬ですが、私は頭痛の場合、やはりイブプロフェンの方が効いていると感じていました。
アセトアミノフェン(カロナール等)は効き目が優しいので、やはり物足りなく感じてしまいます。
飲んでも痛みに効くと感じにくいお薬なら、服用する意味がないと思ってしまいます。
とはいえ、歯科での処置やケガなど、今でも鎮痛剤にお世話になることは間違いなくあります。
痛み止めなしでは成り立たなかった生活
子供の頃から頭痛持ちだった私は、痛み止めがなければ学校生活、社会人生活は成り立ちませんでした。
小学生の頃から頭痛で、学校を休むことが度々ありました。
それが精神的なものだったのか、実際に身体的な問題だったのかはわかりませんが、大なり小なり「痛み」を頻繁に感じて生きていくのは結構辛いものです。
中学、高校になると、腰痛や肩こり、そして結構重たい生理痛なども出始めました。
その頃から、私にとって痛み止めのお薬はかかせないものになっていました。
いつ痛みがくるかわからないので、常に痛み止めを持ち歩いていないと不安でした。
20代で初めてMRI検査を受け、頚椎ヘルニアがあることがわかりました。
やっぱり、私には鎮痛剤はかかせないものだと思わされた診断でした。
薬に頼りたくないが現実は・・・
基本的にお薬に頼りたくない、というのが私の中の理想ですが、痛み止めに関してはお世話にならないと苦しい日常生活を送っていました。
学生の頃から休みがちだった私は、
「自分はなんて怠惰な人間なんだろう。」
と、自己肯定感が低くなっていました。
社会人になると、学生の頃のように休むわけにはいかないと、痛み止めで誤魔化して仕事をこなさなければいけません。
しかし、痛みを止めているだけで、根本的解決にはなっていません。
結局無理がたたって、連続して休むことも出てしまい、
また自己嫌悪になる→薬を飲んでなるべく頑張る |
を繰り返していました。
そういう生活を、重篤な副作用が出るまで続けていたのでした。
鎮痛剤を常用している人は要注意
簡単に手に入り、容易に痛みを止めることができる便利な鎮痛剤。
たまに使う分には、本当にありがたいお薬です。
しかし、それが日常的になり、かつての私のように当たり前と思いながら服用し続けているのでしたら、今一度、ご自分の体について考えてみるチャンスを持ってみてはどうでしょうか。
その痛みの根本的原因は何なのか?
頭痛は体からのサインです。
病気が隠れているかもしれないし、精神的な疲労かもしれません。
今は頭痛外来のように特化した病院もあります。
群発頭痛のように特殊な頭痛もあるので、激しい頭痛など心当たりのある方は、ぜひ専門医での受診をご検討ください。
そして、メンタルから来る頭痛は、自分の思考や心を整えることでだいぶ改善できると思います。
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鎮痛剤を飲めないなら頭痛の時どうする?
これは私自身の実体験ですが、よく効く鎮痛剤が使えなくなったからこそ、予防を意識するようになりました。
予防というのは、やはり疲れを溜め込み過ぎないことです。
私は頸椎ヘルニアがあるので、首に負荷がかかる作業が長引くと、首コリ、肩こりから頭痛に発展することがあります。
身体的な頭痛の原因を知っているので、なるべく酷くなる前にストレッチやアロマなどを利用し、疲労回復できるようにしています。
また繊細気質なのもあり、精神的な疲労もためやすいので、メンタルを整えることも大事にしています。
それでも頭痛が始まってしまった場合は、鎮痛剤のように短時間で効果てきめんではないですが、自分にあった対応策も探すようになりました。
今まで効果があったものは、
- 漢方薬の五苓散
- 頭痛が軽いうちはカフェインを摂取する
- 安全性の高いアロマのペパーミントを塗布したり摂取する
というものです。
そして、今はレイキを使い、セルフヒーリングで頭痛に対応するのもかなり効果を感じています。
まとめ
重篤な副作用が出るようになってしまったのは残念で、以前の体とはもう違うのかな・・・とマイナスに受け取ることもありましたが、今はそのおかげで根本的な原因を考えるようになり、引いては人生においても大切なことを学べる良いきっかけだったと思っています。
薬に頼らなくても生きていける健康的な体を目指すことになり、より自分にとって何が重要なのか、判断しやすくなってきました。
とはいえ、今まで歯を食いしばって頑張って生きてきたことからの経験も、今の私を形作る要素となっています。
これは、痛み止めなしでは乗り越えられませんでした。
だからこそ、痛み止めの存在は本当にありがたいものだったと、感謝の気持ちです。
今は飲めなくなってしまったけど、イブA錠には大変お世話になりました。
ありがとう。