昨日久しぶりに母とケンカしました。
理由は、母の主治医から出されている抗不安薬(クロチアゼパム)以外に、母の勝手な判断で内科の先生にデパス(抗不安薬)を処方させ服用していたからです。
しかし、私も反省すべき点があるので、気持ちの整理の意味で書きます。
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目次
高齢者の薬の管理問題
ここ最近、私自身も体調や気持ち的な余裕が母の分までまわらず、本当は母の薬の管理をすべきところを本人に任せてしまっていました。これは、大いに反省しないといけない・・・と今回実感しました。
母も私に負担をかけているのが申し訳ないと思っているのか、「薬の管理はちゃんとできているから、大丈夫よ~。」と言っているのを聞いて、つい信用したというか・・・甘えが出ていました。
やはり頑張って毎週、1週間分の薬をセットしに行くべきだった・・・。昨日、実家に寄ったついでに久しぶりに薬をセットしようと、いつも薬を置いている場所を見ると、薬の袋があちこちに散らばっていました。それを整理していると、なんと・・・抗不安薬であるクロチアゼパムがまるまる2ヶ月分手つかずの状態であったのです。あれ?おかしいな、と思いましたが、そのまま薬箱にセットする作業を続けました。すると、
1錠のデパス登場。
うぅむ・・・これはいったいどこから・・・。嫌な予感。
デパスとは、抗不安作用が強く効いている感じが出やすいお薬です。また、筋肉の緊張を和らげる作用もあるので、頭痛や腰痛、肩こりなどにも処方されてきました。
作用時間は約6時間前後と短めのため、効き目が切れそうになると早く服用したくなり、依存になりやすいのです。
十分あるはずの抗不安薬が足りないと言いだした
実は先々週、心療内科から処方されているクロチアゼパムがもう少しで無くなりそう、と母から電話がありました。しかし、そんなはずはないのです。母が変形性膝関節症で入院してから退院した日に、代理で私がお薬をもらいにいっています。次の診察日まで、まるまる2ヶ月分もらってきたのに、どう考えても足りないはずはないのです。
すると、
と話していました。
※1 抗不安薬は1日2回で処方されていますが、不安時に飲めばいいので必ず処方通り飲む必要はないです。その為、普段は調子の悪い時だけ飲んでいたので、余っていました。余剰分は、ストックしていました。
※2 〇〇=息子(私の兄弟)のこと。
んーー、おかしいなー、と思いつつ、最近私が薬をセットしていないので、確信が持てません。
そして母はさらに、
と言っていました。
実は、以前は母はデパスを処方されていたのですが、新しくクロチアゼパムに切り替わった時に残っていたデパスは私が預かっていたのです。そのことを私が母に伝えていたのか覚えていませんが、もし本当に手元に抗不安薬がないのなら、やむを得ないのかなと思って準備していました。
ただ、私も子供からりんご病をもらってしまい、体調があまりよくなかったので、なかなか持っていけずにいました。
でもどうしても足りない場合は無理してでも届けるつもりだったので、母に電話してその旨伝えていました。母も、「ないと思っていた安定剤(クロチアゼパム)が少し見つかったから、しばらくは大丈夫よ。」と話していたので、じゃぁ、それも足りなくなったら届けるから言ってね。と伝えて、すっかり安心していたのでした。
しかし、甘く見ていました。
デパスへの執着心
デパス依存症の人のデパスへの執着は、母を見る限り、凄まじいものだと感じています。
とにかく、もうすぐ無くなりそう・・・となると落ち着かず、時に取り乱します。
少しでも多くストックを手元に置いておかないと、安心できないのです。
以前、デパス依存症になっていた時は、1日に8~10錠飲んでいる日もあったと思います。もちろん、上限を超えて飲んでいるので危険な飲み方なのです。その為、薬が足りなくなるとドクターショッピングをしていたのでした。
今はクロチアゼパムも以前処方されていたデパスも、かなり少量しか処方されていないので、用法用量を守れているのですが、隙あらばデパスを手に入れたい、という気持ちはまだ残っているように感じています。
再び、他院でデパスの処方をさせていた
デパス依存症だった頃の母は、本当にずる賢いという言葉ぴったりに(苦笑)、以前は色々な病院からデパスを処方してもらっていました。
心療内科はもちろん、内科、無呼吸症候群の病院、整形外科と手あたり次第です。お薬手帳も、毎回忘れたと言っていたのでしょう、その履歴は残さないように、こっそりもらっていました。(困)
以前通っていた心療内科で、デパスは依存性があるのと、また認知症に繋がりやすいとのことで、減薬を勧めていました。そしてどうにか減薬に成功したのですが、主治医が変わってから、デパスは今後当院では処方しない方針になったと告げられ、クロチアゼパムが代わりに処方されるようになりました。(この主治医とは合わなくて転院したのですが、この時だけはナイス処方!と思いました。笑)
また、無呼吸症候群の症状がある母にはデパスは危険とも言われました。夜中に目が覚める時に、母は眠りやすいようにとデパスを飲むことが多々あったので、その話を受けての説明でした。筋肉を弛緩させる作用があるので、喉の筋肉にも影響し、それで呼吸が止まりやすくなる、との説明だったと思います。
母が躁うつ病と診断されて以来、当時の主治医から、薬の管理は娘さんがやってください、と言われました。デパスに関しては、母は前科があるし、認知症に繋がるという話を聞いてからは、より一層、私は母のデパスへの執着心に警戒しました。
内科医や無呼吸症候群の病院にも出向いて、「デパスは心療内科で管理することになったので、母から言われても処方しないでください。」と私から医師にお願いしました。
そんな私に、母は時々、「厳しすぎるんだよ!!」と怒鳴り散らすことがありました。昨日は、久しぶりにそのセリフをくらったのです。
なるべく感情的に接しないように心がけているつもりですが、昨日は私もブチ切れてしまいました。
今回だけでしょ。厳しすぎるんだよっ!
怒鳴り返してしまいました。
それでも気持ちが収まらず、母が見ていない部屋で空の薬の袋を集めながら、
「あ゛~~~!!」
と言って、集めたその袋を空中に投げつけてまたバラしてしまいました。子供か。笑
収まらないモヤモヤ
正直、本当に真面目にやる人間がバカを見る・・・と昨日は一日中頭の中でモヤモヤが収まりませんでした。
私は3人兄妹なのですが、自分で言うのもなんだけど、母のことは一番やってきています。
でも、こういう話になると、一番、母の当たりが強くなるし、他の人に私の文句も言っています。
例えば介護している人の話でも、一番尽くしている人が、本人から煙たがられたりしているのを聞いているので、なんだかな~~と頭の中でぐるぐると考えていました。
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まとめ:やはり薬の管理は本人任せでは無理
と、ここまで愚痴を書き綴ってしまいましたが。
やはり、薬の管理はちゃんとやらないといけなかったな、と反省しています。
私が薬をセットする際、最初の頃はよくクロチアゼパムの袋に「デパスの代わり」と書いていて、その後もなるべく書くようにしてたのが、もしかしたら今回書いていなかった為に気づけなかったのかもしれません。クロチアゼパムって、私も書いてなければパッと言えない名前ですし・・・。
しかし、今回の口論で気持ちが萎えてしまっているのも本当の気持ち。というよりは、過去に散々デパスのことで口論になってきたので、以前のもっと酷い言い合いがトラウマ的に気持ちを落としている感じです。
どうしたらいいか・・・?
今のところ、もう一人の兄に私ができない時はお願いすることくらいしか思いつきません。
私はそんなに健康体とは言えないので何でもテキパキ動ける方ではなく、子供もまだ手がかかる年齢なので、たまに義務感に押しつぶされそうになる時があります。
母といる時間は、楽しいこともたくさんありますが、母の気分が落ちている時だと、どうしても話の内容も付き合っていくうちに、私自身も精神的に落ちて、家に帰っても引きずってしまうことがあります。そうなると、夫にも子供にも余裕がない状況になるので、また自己嫌悪・・・。
そうな状況の時は、もう実家に関わりたくなくなることも、ぶっちゃけ気持ちとして出てきます。でも、そういう時はいつも夫が私の愚痴を聞いてくれたりと支えてくれています。(感謝)
夫の両親は既に他界しているので、私が後悔しないよう、なるべく親孝行できるように、と協力的です。
今回みたいに、私も頭に血が上ってしまった時は、もう嫌だ~~!!モードになりますが、落ち着いてくると、やっぱり夫の理解があって親孝行できるのは、ありがたいことなんだと思います。
もちろん、自分の家庭を一番大切にしないと、足元がグラグラになってしまうので、自分の家庭を第一に。
なので、私が精神的に潰れない程度のバランスを保ちつつ、やはり細かなケア等は兄妹の中で私が得意なので、やっていくしかないなと、今、書きながら思います。
母に怒鳴られた光景を思い出すと、今もまだ面白くない気持ちがあるので、もうしばらく私自身の気持ちが落ち着くのを待ちつつ。
今後のお薬管理は、しっかりやっていくこと。しんどい時は兄に協力要請すること。
これで、しばらくバランスが取れるかやっていこうと思います。
かーちゃんをデパス依存には戻させないぞーーー!!