副作用被害救済制度申請後は、Pmda(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)と何度も書類のやり取りがあります。
その経緯を記録した内容をブログに綴っていますが、今回は、前回提出した、Pmdaが私の代わりに病院へ資料の提出を求めることを良しとする承諾書に対しての報告書についてです。
送られてきた封書には、添付資料として病院から返送された追加資料のコピーが同封されていました。
それでは詳しく書いていきます。
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目次
Pmdaが病院に提出依頼した内容
私が無菌性髄膜炎になった原因が薬の副作用であるか審査するにあたり、Pmdaは慎重に検討する必要があります。
その為、前回の記事にも書きましたが、私が入院した際の詳細を追加資料として病院に提出してください、とPmda側から依頼していただきました。
前回記事はこちら本来なら、私の入院中の情報は個人情報なので、私自身が病院とやり取りするものなのですが、時間と手間もかかるので、Pmda側が代理で病院とやり取りすることに承諾していました。
Pmdaが病院に依頼する内容は、事前にしっかり教えていただけます。
その内容は、以前、病院が作成した診断書にある内容の確認で、
- 頭痛以外に無菌性髄膜炎による症状を時系列でご教示ください
- 無菌性髄膜炎の原因として何をお考えだったか
- 髄液検査報告書のコピーをご提供ください
というものでした。
2018年7月に私がPmdaへ承諾書提出してから3ヶ月後の10月に、Pmdaから報告書が送られてきました。その中に病院から提出された資料の写しが同封されていました。
病院から返送された追加資料の内容
あらかじめ前述の質問項目が書かれた用紙に、病院からの回答が記入されていました。
①頭痛以外に無菌性髄膜炎による症状を時系列で ご教示くださいの回答
2行ほど時系列で症状が記載されていました。それが、
- 気分不良、食欲低下
- 項部硬直
だったのですが、初日からかなり激しい吐き気と、何度も嘔吐していたので、それ抜けてるな~、と思いました。ちょっとテキトーに書いたのかな(汗)
②無菌性髄膜炎の原因として何をお考えだったかの回答
こちらは、先生が私に話していた内容とほぼ同じで、
- ヘルペスウイルス属による無菌性髄膜炎の可能性
- 薬剤による無菌性髄膜炎は絶対的な頻度が低く、服薬中止による改善も期待できるため、経過観察としていた
との回答でした。
最後の「服薬中止による改善も期待できるため」というのは、医師から私に「しばらくイブプロフェンを飲まないように」と、指示があったという解釈になるのかな?
でも実際は、私が、
と聞いていましたが、
と言われていました。また、退院後に、
「イブA錠を飲まないで様子を見てください。」と、しっかり指示された記憶もありません。
ネットで調べて気になっていたので、自主的にで副作用の可能性を考えて、イブA錠を約1年半飲まないでいたことは、はっきり覚えています。
確かなのは、退院前に処方してもらった痛み止めがアセトアミノフェンだったのは間違いありません。もしかしたら、医師もイブプロフェンの副作用を考慮してアセトアミノフェンの処方だったのかもしれませんが、意思疎通ができていなかったのかもしれません。
③髄液検査報告書のコピーをご提供くださいの回答
これは、髄液検査と血液検査の結果一覧表が添付されていました。
あきらかに基準値から外れている検査結果がいくつかあったので、それが無菌性髄膜炎の診断に至ったということになります。
以上が、病院から返送された資料の内容となります。
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まとめ
Pmdaから病院と直接やり取りしてもらっただけでなく、個人情報ということで、その内容をコピーして私に報告していただけたのは、本当にありがたいことです。
私は医者ではないので、詳しい検査結果を見ても詳細を理解することは簡単なことではありませんが、自分の体のことなので、しっかり情報を見られるのは嬉しいです。興味がある部分に関しては、時間をかけて調べることもできます。
病院の回答を見て、ちょっと説明が抜けているところあるな等、思うところはありますが、それは怒っているとか、そういう負の感情はありません。単純に、自分の体について診察の内容を知りたい、という気持ちがあるので、今回知ることができたのはよかったです。
実際に入院していた時には、医師や特に看護師さんには本当にお世話になりました。深夜にも優しく対応していただいた時のことを思い出すと、今でも目がじんわりと熱くなります。
ただ言えるのは、自分の体のこと、症状について、流れに身を任せるだけではなく、興味を持って調べていくことが大事だな、と思わされた体験でした。
あとはPmdaからの審査結果を待つだけです。
次回はいよいよ、医薬品副作用被害救済制度の審査結果です。