子供が1才の頃、中耳炎を繰り返し、鼓膜切開術をしても改善しなかったため「鼓膜チューブ挿入術」をしました。
その後、数ヶ月で抜け落ちるはずだったチューブは4年近くささった状態で、抜けた後は鼓膜の穴が塞がらず、月に1回の定期検診で経過観察していました。
それから2年半あまり、鼓膜穿孔閉鎖術をすることになりました。
今回は、備忘録として書きます。
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懸念していたチューブ処置による後遺症が現実に
中耳炎を繰り返す当時1才だった息子。
保育園の先生や小児科医に耳鼻科を変えた方がいいと勧められ転院。
そこで言われたのは、 前の耳鼻科で処方された抗生剤を飲ませ続けた結果、耐性菌ができてしまい、反復性のある難治性中耳炎と診断されました。
こちらの記事に詳しく書いています。
その後、鼓膜にささったチューブは4年余りあとに抜け落ちましたが、残念ながら2年半経っても自然治癒が進まず、針の先程度の穴が塞がらないままの状態です。
そして、とうとう来月、外科的処置をすることになりました。
鼓膜穿孔閉鎖術とは
病院で渡された紙には、 鼓膜穿孔閉鎖術について、以下のように書かれていました。
鼓膜穿孔(鼓膜の穴が開いてる状態の事)部位に特殊な紙を貼り、鼓膜の穴を閉じる手術の事です。鼓膜の穴が開いた状態でそのまま放置すると炎症を起こしやすく、炎症を繰り返す事で思い難聴や真珠腫といった、軟磁性の中耳炎になる恐れもあります。
引用:病院からの資料より
処置時間は約1時間を予定。
処置後の大まかな注意事項は、
- 入浴OKだが、必ず耳栓をする。
- 鼻を強くかまない。
- 約1ヶ月、激しい運動は禁止。
となっています。
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鼓膜に穴が開いたままだと、気持ち的にも不安
新型コロナ(covid-19)の影響で、学校生活での水泳時間がなくなり、耳栓をする機会があまりなかったので、そこまで大変という程ではないのですが、入浴時、たまに「耳に水が入ったー!」と息子が言う度にヒヤヒヤします。
息子には、入浴する際は耳栓をするように言い聞かせていましたが、面倒くさがりな息子には一週間も続きませんでした。
耳に違和感を感じれば、月一の経過観察通院を待たずに、すぐ耳鼻科受診です。
やはり鼓膜に穴がある左耳は、中耳炎になりやすいです。
一度、夜中に飛び起きて、
「耳が痛いよー!!」
と泣いていた時は、胸が痛みました。
その時は、常備していたカロナールを服用したら落ち着き、朝まで眠ることができましたが、とにかく早く鼓膜の穴が塞がることを祈る気持ちでいっぱいでした。
今回、ようやく耳鼻科の先生から穴を閉じる処置をすると告げられ、子供に申し訳ない気持ちがありますが、とにかく成功を祈ります。
1回の処置で治らない場合は複数回行う場合も
麻酔などを使う処置なので、本人の負担を考えると、なるべく1回で終わらせたいですが、必ずしも1回で閉じるとは限らないので、複数回受ける覚悟が必要です。
息子が受けた鼓膜穿孔閉鎖術(こまくせんこうへいさじゅつ)は、麻酔を使いませんでした。処置を受ける30分前に痛み止め(カロナール)を服用したのみで、かなり痛かったようです。
親としては、あとあと痛い思いをしないよう、外科手術は避けたいと思いながらも、鼓膜チューブ挿入術の治療を受け入れました。
しかし、結果的に懸念していたことが現実になり、かわいそうな気持ちがありますが、前回の記事にも書いたように、慢性的な中耳炎が劇的に治ったことを考えると、チューブ処置の選択で良かったと自分に言い聞かせています。
後悔しても何も好転しないので、今考えられる最善の処置を受けさせたいです。
なるべく風邪などを引かないように、体調面を気をつけます。
術後の経過は、また記事にします。