先日、4年半働いた職場を円満退職しました。
何をもってして「私はフリーランスです。」と言えるのかな?やっぱり開業届を出してからがそう名乗れるの?と考えましたが、とりあえず退職した翌日からは在宅で仕事をできる状態になったと言えるので、宣言しようと思います。
わたくしフリーランスになりました!
さて、まだ何も仕事は決まっていませんが、ブログを育てることは仕事の内と考えているので、不安に押しつぶされそうになる気持ちを払拭するためにも、ここまでの道筋を書いていこうと思います。
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円満退社に向けての準備
パートタイマーではありましたが、未経験の業種だったこともあり仕事を覚えるのに時間がかかりました。
年齢的なものもあるのかなぁ・・・と落ち込む日々もだいぶ続いていましたが、いつも気にかけてくれる同僚に励まされ、時間をかけながらも仕事をこなせるようになれたのは新たな自信となりました。
しかし、去年から退職したい気持ちがうずき始めます。
この記事に詳しく書いています。
ざっくり言えば、
高齢両親のことを思うように手伝えていない
息子と余裕ある気持ちで向き合いたい ブログに割く時間を増やしたい |
というのがきっかけでした。
また、HSP (Highly Sensitive Person)という気質を持った私は、人の気持ちが分かりすぎて気疲れしてしまうことが多いので、例え自分が当事者ではなくとも職場で一波乱あった時はストレスを家庭でも引きずってしまうことが多々ありました。
悩んだ結果、在宅ワークという道を選ぼうと決断でき、それからは職場の人になるべく迷惑をかけないで円満に退職することを考えました。
十分な引継ぎ期間を確保する
私のいる職場は地方の支社なので、退職の意思はメールで本社にいる社長に直接伝えるのが流れになっていました。
本社は、とにかく人の入れ替わりが激しく、十分な引継ぎもされないまま新しい人が入ってくるので、支社であるこちらも業務的にかなり影響があるのが日常でした。
私がいた支社も人間関係等色々とありはしましたが、話し合いで良い方向に修正できた恵まれた環境でした。
色々な職場を渡り歩いてきた私にとっては、環境も収入的にもありがたいものだったので、残る人たちに迷惑をかけないように自分ができる限りのことをして旅立ちたい思いが強かったです。
そこで考えたのは、3ヶ月更新のパート契約だったので、辞める3ヶ月前に退職の意思を伝え、それまでに後任を入れて欲しいという嘆願書に近い文面のメールを社長に送りました。
正直、ブラックな側面がある会社なので、メール内容に激怒されるのではと思いました。でも辞めていく身なので、これで怒られるなら仕方ないという気持ちでした。
内容的には、
- 退職に至る理由を正直に、詳細に書いた
- 未経験者である自分を採用してくれた感謝の気持ち
- なかなか伝える機会がない現場の状況を伝え、残される人達の為の早めの人材確保を希望
というものです。
個人的に、嘘というものはいつかバレてしまうものと思うので、言葉を発する時、文章を書く時もなるべく自分の中にある本当の気持ちを伝えるのを心がけています。ただし、伝えなくていいネガティブな言葉選びは避けるようにしています。
ここ以前に勤めていた職場で、社長に対しての不満等があったところはいくつかありましたが、「未経験者である自分を採用してくれた感謝の気持ち」というのは本当にあったので、勤務最後の日に直接その旨を伝えにいったことがありました。あまり相手にされませんでしたが。笑
なので、今回も心から「未経験者である自分を採用してくれた感謝の気持ち」を伝えるのは、本音の部分でした。
結果としては快諾で、しかも結構温かいお返事が返ってきたのには驚きました。そして後任も早い段階で2名採用が決まりました。
実は私が退職の意思を伝える直前に退職が決まった新人さんと、他にも数ヶ月前に辞めた人の後任も決まっていなかったので、私を含めて今年で3人の人間が抜けることになっていました。まだ一人足りないのですが、とりあえず今までこんなに早く対応してもらえなかったので、2名の採用が決まったのにはホッとしました。
怖い印象が強い社長でしたが、私の長文メールに目を通し、嘆願書に近い内容に激怒することなく対応してもらえたのは、やはり恵まれていたと言えると思います。
また、何でも正直に本音で話すのが通じるというのは稀だと思います。実際、今までの職場で経験してきた中で、むしろ本音を言ったが故に痛い目にあったこともあり、私がいたこの支社の人たちだからこそ、円満退職に持っていけたと思います。これが本社での人間関係だったら、私も酷い辞め方をしていたかもしれません。
引継ぎ期間は、約2ヶ月ありました。フルタイム勤務ではないので、実際には2ヶ月まるまるではありませんでしたが、私の持ち分を引き継ぐには十分な時間でした。
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今後、在宅ワークを得るためには
在宅ワークにしたい大きな目的は、
- 実家両親の手伝い(通院、他)をフレキシブルに対応したい
- 子供との時間にゆとりを持ちたい
- 自分の好きなことを仕事にしたい
です。
特に③の「自分の好きなことを仕事にしたい」というのは20代から考えていることで、実際に行動に起こしたこともありました。しかし、その当時は自分に合うやり方ではない方法でしか、その仕事をする選択肢がないと思っていたので、挫折という形で諦めました。ただし、そこで基礎的なことを学べたのは大きな経験として得ました。
その仕事は写真の仕事でした。
いろいろ悩んだ末に、生きていくための仕事は割り切って得意とする事務職をしながら、ライフワークとして写真を楽しんでいこう、と決めて、それなりに実行できていました。
ただ、ことあるごとに写真への未練があるのはわかっていました。妊活に集中したいと離職したのに、その後、写真学校に通ったり。
写真や動画編集の仕事なら体力的にもいいかもしれない!と面接を受けて内定までいただいたり。(結果的に妊活のための通院に支障をきたしそうな勤務形態だったので、辞退しました。)
そして、写真を「仕事」にするまでの自信がないまま年月だけが流れていました。
今はデジタル化され、スマートフォンでも高画質の写真が気軽に撮れる時代になり、インスタグラムの普及もあって、写真が上手な人が格段に増えました。だから余計に写真を仕事として選択するのは厳しいと思い込んでいましたが、いつも親身にブログのアドバイスをいただいている方から、
「カイカさんのお仕事は写真を活用した何かしらのサービスというのが、やっぱりいいのではないかな。」
と言っていただいたことで、背中を押していただきました。
今までは、頭で考えるだけで諦めていたことを、やっと、
という境地に至りました。
まだこれといった形が決まったわけではないですが、とりあえず、クラウドワークスやママワークス等に登録をして、得意な事務系や、他に写真系の案件等に応募していこうと思います。
仕事仲間への感謝の思いと新たな道への決意
退職が決まるまではどうなっていくんだろう・・・と不安ばかりでしたが、契約満期終了ということになり、改めて今までで一番、同僚に恵まれた場所だったと感謝の思いで過ごせました。
いつも人間関係でつまづいて辛い思いをしてきたけれど、やっと人との適度な距離感で働けたことは、HSP気質の私に自信がついた経験でもありました。
そのステップを踏んで、ようやく新たな挑戦に挑める心境になれたので、不安に押しつぶされそうなこともあるだろうし、失敗もたくさんあるだろうけれど、不思議と良いイメージの自分が思い浮かびます。
やってみてダメなら、また仕事探します!笑
同僚にもそれを言えるくらい、正直な自分でいられるのが、本当に自分は変われたなぁと思います。
そして笑顔で送り出してくださった職場のみなさんに感謝です。
送別会でいただいたお花に添えられたメッセージは大切に取って、落ち込んだ時の励みにします。
よし、やってみるぞー!